バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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紙の本を電子書籍化する方法(裁断機、スキャナ、PDF文字認識)

自宅に保管しているバレエ資料や書籍の電子書籍化を空き時間にコツコツと進めています。目的はあくまで自分の研究用のためだけ(譲渡はできません)ですが、iPadで出先でも携帯しやすいように整理をしています。けっこう膨大な作業ですが、すでに裁断機・スキャナー・Adobeアプリケーションなど道具をしっかりと揃えていたので、比較的サクサクできています。なにより、重たい本を持ち歩かなくて済み、iPadで自分なりに整理できるというのはとてもうれしいメリットです!紙で保存しなくてもいい読み切った本などは電子化してしまえば本棚も整理できます。

また、PDF上の文字を認識させてしまえば、検索もできます。多くのKindle等のように、本の文章を検索できるのはとても利便性が上がります。

そこで、電子書籍化するのに私が行なっている方法を紹介します。私はもともとまったく分からない作業なので、モノづくりの得意な夫に全部教わったやり方です(笑)。

裁断機で本を断裁する

分厚いハードカバーの本でも、まとめて裁断機で断ち切ります。刀でケガをしないよう気をつける必要がありますが、取り扱い方がわかってしまえば、とても便利です。

私が使用している裁断機はこちら。

大型裁断機・ペーパーカッター 400枚裁断 BA58A4

大型裁断機・ペーパーカッター 400枚裁断 BA58A4

ワークショップ、イベントの冊子作成のときにも重宝している裁断機です。(こういう道具は分からないので、夫に選定してもらっています笑)購入したとき、夫が微調整をしていましたが、ずっと問題なくサクサク裁断できています。

裁断機で切る前には、表紙を外して、扉紙をはがし、裁断しやすいように傾きや偏りを整えます。まずは夫にやってもらった様子を撮影しておきました。

たとえば、こちらのハードカバー。(小学生の頃に両親に買ってもらった本ですが、すっかり古くなり紙が痛み始めています)

硬いハードカバーの表紙ですが、ていねいに剥がしていきます。まずはカッターで切り込みを入れて扉紙ごと切り離します。

慣れないと、初めは「ここ切っていいの…?」と戸惑いますが、しっかり切り込みを入れます。

すると、表紙が中身から分かれ、分解できました。

それでは、中身の紙を整えていきます。

出っ張りや傾きを直していくために、手でぐにゃぐにゃと直したり、糊のくずはなるべく取ってしまいます。

それでは、いざ、断裁します!刀があるので気をつけて作業します。おさえをしっかり調整して、しっかり固定し、レバーを倒して断裁します。

断裁前の確認OK!切るよ!

なんと!綺麗にバラバラの紙束になりました!!とじてあった部分が綺麗に切れています。

これは夫が断ちましたが、私は最初慣れないうちは、斜めにずれそうになりました(笑)何冊かやりながら特徴がわかってきます。しっかり固定させて、一気に断ち切るのがポイントでした。

裁断面をパラパラとめくって、糊がついていないか、となりのページと接着していないかを確認します。

本によっては、端だけ糊の接着面が大きく、残ってしまうことがあるので、それは1枚取り出してカッターでまっすぐに切ります。

図鑑や辞書のような、数百ページもある分厚い本は、半分に分けて裁ち落とすと安心です。

これで、本の裁断は完了!

スキャナーで読み込む

つぎに、スキャナーで読み込んでいきます。私の書籍は専門書が多く、特に舞踊や医学系の写真つき専門書はA4よりも大きい版があります。A4までのスキャナーであれば比較的コンパクトなスキャナでもいいのですが、どんな本でも耐えうるように、A3対応できるスキャナにしたところ、複合機という選択になってしまいました。ふつうの家ではそこまで使わない大きさですが、私の業務上でも印刷物の作成は重要なので、ビジネス複合機になりました。

brother プリンター A3インクジェット複合機 MFC-J6980CDW (FAX付)

brother プリンター A3インクジェット複合機 MFC-J6980CDW (FAX付)

自動紙送り機能がついているので、スキャンはスムーズで、両面でもカラーでも早くてびっくりです。たまに、紙質によって、自動紙送り機能との相性があわず、滑ってしまい、試行錯誤した本もありましたが、それでも今のところすべての本をスキャンできています。

PDFの文字認識(OCR)

スキャンできたPDFファイルは、検索をかけて調べることができるように、自動文字認識をしておくととても便利です。Adobe Pro DC(有料)でスキャン補正という機能があり、画像の傾きを直し、自動文字認識をオン。すると、出来上がったPDFファイルをプレビュー(Mac OS)で開くと、文字検索バーに入れた文字列を瞬時に本の中から探して候補をリストアップしてくれます。なんて便利な世の中なのでしょう!

これで、あとは好きな電子書籍アプリケーションに取り込むだけです。私はiPadの「iBooks」を使用しています。Apple Pencilで書き込みもできるので、ノートのようにも使えます。

ちなみに断裁した紙を保存するには、再度製本する方法があります。それは今度夫に教わりながらやるつもりですが、当面はクリップでまとめています。カバーも捨てないで一緒にしておけば、本棚でもばらつきません。

このようにして、紙の本を電子書籍化するには3つの作業があります。本の断裁、スキャン、文字認識。これさえやってしまえば、あとは自分の知的作業を10倍、100倍と効率化させてくれるツールになります。

みなさんも気になりましたら参考にしてみてくださいね。