つい先週末に開催した乗鞍ヨガ・リトリート。とてもいいお天気に恵まれ、木陰でのんびりと過ごす時間をつくりました。
寝そべったり、仰向けになったり、芝生の草と地面がとても近くに感じます。
ベーシックなヨガのポーズを流れるように続けながら、おわる頃には心地よい疲労感がやってきます。
少しくらい汗をかいても、そよ風がやさしいのでとても心地よく爽快です。
さいごにシャバアーサナ(死体のポーズ・お休みのポーズ)をすると、仰向けになってラベンダーのアイピローをのせた途端に、体も心もみんなからっぽに。
起こしてしまうのがかわいそうなほど(笑)、全員が深ーーく呼吸をしていました。
それが、また、美しい風景なのです。
なんだか穏やかで、平和で、調和していて。
まるで、心から深呼吸しているよう。
大自然のなかでは、みんな〈からっぽの自分〉になっていく。
日常生活のストレスや悩み事や雑念などを、知らず知らず抱えこんでしまうけれど、ここではいったんわすれて、からっぽの自分に戻っていく。
そして、死体のポーズから目覚める時には、新しいエネルギーが体と心の中に入り込んできて、まるで新しく生まれ変わったよう。
こうして、何十年と長い時間を生きるいのちも、小さな再生を繰り返しながら生きていくのだなぁと感じます。
今日は東京へ帰ってきていますが、
あの大自然の感覚が全身のすみずみの細胞まで行き渡っていて、豊かで満たされた穏やかさが続いています。
参加者の皆さんも、爽やかな余韻に包まれて素敵な一週間をお過ごしくださいね。