バレエレッスンでバーの無いセンターのレッスンになると、右足前か?左足前か?が分からなくなってしまうことはありませんか?
バレエでは、「クロワゼ」と「エファセ」という、斜めの脚の組み方が2種類あるので、混乱しやすいのです。
この写真を見てみましょう!
左右の足がわかりやすいように、タイツの色をわけてはいてみました。
黒い方が右足です。どちらの写真も、右足前になっているのがわかりますか?
でも、方向が違います。
よく見ると、下の写真のように、右と左と反対の方向に斜めの角度をつけています。
このように、足の土台ごと、斜めを向くやり方を「クロワゼ」「エファセ」と言って、2種類あります。
クロワゼは、両足が交差するような形。アルファベットなら「X」のような形。
エファセは、両足の間が見えるように開いているような形。アルファベットなら「Y」のような形。
たいてい、静止のポーズはクロワゼの方が脚がまっすぐ長く見えやすいので、クロワゼになることが多いです。
クロワゼは、客席(正面)に近い方の足を前に組みます。
スースー*1も、クロワゼで足を組むことが多いでしょう。
エファセは、第1アラベスク*2に立つときや、タンデュで奥の足を前に出すときなど、客席から奥の足をすぐに前にすべり出したいときに使うことが多いです。ポーズでエファセになることもあります。(一概には言えませんが)
少し頭の中が整理できましたか?
次の記事で、3つの方向を示す「クロワゼ」「エファセ」と正面を表す「アンファス」という言葉も解説します。
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