バレエで方向を区別するバレエ用語に、正面「アンファス」ななめ「クロワゼ」「エファセ」があります。それぞれの言葉の意味を覚えておきましょう。
正面向き「アンファス」
客席側の正面に対して立つことを、「アンファス」と言います。
バレエの斜めの角度
バレエで斜めに立つときは、このような方向を使います。四角の空間に対して、対角線上の斜めを使います。
斜めに立つときは、足から全身まるごと斜めを向いて立ちます。骨盤も、肩も、顔も、斜め方向になるということです。
斜めにも2種類ある「クロワゼ」「エファセ」
斜め向きで立つにも、バレエでは2種類の足の組み方があります。
こちらの写真を見てください。どちらも右足前ですが、「クロワゼ」と「エファセ」で組み方が違います。
クロワゼ
足が交差するのが見えて「X」の形を作るものです。
エファセ
両足のすきまが開かれて見えて「Y」のような形を作るものです。
バレエの踊りでは「方向」が大事
バレエを踊っていくには、いろいろな方向を使って動きますので、方向の角度がとても大切です。
クロワゼとエファセは混乱しやすいですが、まずは正しい形を覚え、落ち着いて判断できるように練習していきましょう。