大人用のクラシックチュチュをデコレーションしました。プライベートコースの受講生さんに、コースの最後に着ていただくものです。
今回は、バレエ衣装専門店のチャコットさんのクラシックチュチュと、パーツデコレーションを使用しました。
その方法をこちらに書いておきます。
動画はこちら↓
パーツデコレーション
白チュチュに飾りを施すため、このパーツデコレーションを使用します。チュールという、チュチュスカートと同じような素材の記事に、ブレードという飾りのテープのようなものがついています。モチーフは手で形をつくることも多いのですが、このように形が固定されていると縫い付けやすいです。チャコットさんに教わったように仕上げていきます。
まずは、周りを切り取っていきます。最短の手間で仕上げたい時には、切り取らずに縫ってしまうこともできるそうです。
周りのビーズは、自分でカスタマイズしたいので、手でひとつずつ縫い付けることにしました。
ブレードのモチーフを縫い付け
切り取ったブレードの部分を縫い付けていきます。全体の周りを押さえていきました。
ビーズの縫い付け
スパンコールとビーズを重ねていきます。パターン通りの位置につけました。ほかにビーズは足すつもりです。
ホックとムシ
チュチュは、ボディをぴったり合わせます。
ウエディングドレスのビスチェのように、胸元やウエストもぴったりになります。
ガバガバだと踊りにくく、体もきれいに見えないからです。
そこで、背中でホックがついているので、ホックを引っ掛ける「ムシ」「ループ」などと呼ばれる糸を縫い付けていきます。
糸を細かく重ねて太い状態にして、ホックに引っ張られても丈夫になるようにします。
完成!
これで、完成しました。細かい調整はまだありますが、チャコットさんの「パーツデコレーション」がとても便利でした。
これに、あとは袖のパフと頭飾りをつければ、ちょっとしたパフォーマンスに使えるほどの衣装です。
受講生さんには、そこまでを体験していただきます。
あくまで、衣装は衣装。
しっかりとレッスンしてこそ衣装が引き立ちます。
チュチュの下には何を着る?
チュチュの下には、アンダーになる「ボディファンデーション」というものがあります。レオタードと同じようなカッティングで、肌が透けてないようにベージュの薄い素材でできています。
舞台では、ショーツ、タイツ、ボディファンデーション、そしてチュチュを着ることになります。
チュチュを着て初めてわかること
チュチュを着ると、みなさんがいつも以上に姿勢がしゃんとすることをおっしゃいます。また、袖のスリーブやチュチュスカートがかさばるので、手を正しい位置に置かないと美しくみえないのもわかります。アンバーが低いとスカートにさわってしまいますし、二の腕をボディにくっつけてしまうと、パフがつぶれてしまうからです。
チュチュは特別な衣装ですが、バレエを身につけるにはどんどん着て踊って、バレエで演じるとはどういうことかを学ぶことも大事です。
みなさんも機会があったら、バレエ衣装もじっくり見てみてくださいね。
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