バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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バレエ衣装のお裁縫にも役立つソーイングのわかりやすい本2冊!(手縫い&ミシン)

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今年は縮小したバレエ発表会が各地で行われているようです。衣装などもできるだけ手作りするという機会もみなさんの中で増えていると思います。

私はもともと手芸が好きで縫い物が子供の頃からハマってしまう性格なのですが、趣味の範囲ですし、基礎をきちんと体系的に習ったことは無かったなぁと思い、縫い方の種類や方法がわかりやすい本を探してみました。

それが、この2冊です。手縫いメインと、ミシンメインの本です。洋裁を教えていらっしゃる方でもおすすめしていることが多いようで実際に手をとってみました。

こちらは手縫いの基礎がわかりやすいです。手縫いは、なにかとバレエ用品を使う中でバレエシューズのゴム、衣装のホックなど直す機会が多いものです。今年新版が出たばかりのようで、布マスクの作り方も型紙つきで丁寧に載っていました。

みなさんも、服飾などの勉強を特にしていない限り、ふつう学校の家庭科の授業では専門的な縫い方までやらないことが多いですよね。あるいは「裁縫は苦手で、誰か教えてほしい…!」という方も中にはいらっしゃると思います。

例えば、波縫いに始まり、まつり縫い、半返し・本返し縫い、コの字縫いなどのおさらいもできます。

洋裁で使うような、袋縫い、折り伏せ縫い、割り伏せ縫いなどや、カギホック、ボタン、ファスナーの付け方も丁寧な写真付きでわかりやすいと思いました。

よく考えてみると、ミシンがあるからなんでも縫える…と思いきや、ボタンつけやホックは手縫いで縫い付けないといけないことも多々あります。そんなときの基本がわかりやすいです。

ただ、バレエ衣装の装飾によく使う物についてはこの本では出てこないので、例えばスパンコール、ブレード、ビーズなどの付け方は別で押さえると良さそうです。

こちらは、ミシン(家庭用、ロックミシン)の基本的な縫い方から、洋裁で使う各種縫い方の基本がまとめられています。

布と糸の選び方、ミシンの基本の縫い方から、縁とり、落としミシン、額縁、三つ巻、ベルトつけ、見返し、スラッシュあき、ダーツ、ロックミシンなどまで…。

縫い方の名称だけ聞いてもなかなか具体的な方法がわからないことってありますよね。そんなときに便利だと思いました。

お洋服でしばしば見かけるパーツを作る方法もきれいに整える手順が見られて、趣味な私はちょっと感動してしまいました(笑)

ものづくりの過程って美しいです。

もしもバレエ衣装の手作りとなると、多少その本のほかに専門的なことも必要かもしれません。バレエ衣装は普段着には使わない素材やパーツもありますよね。

ただ、今さら聞くに聞けないようなミシン縫いの基本的なテクニックや、縫い方の種類を押さえられるのではと思いました。インターネット検索もありな時代ですが、教科書的にもっておきたい…。

手作りは大変な作業もありますが、作り上げていく楽しみや、ぬくもりも生まれますよね。

家にいる時間も長めになる今年の冬だからこそ、手仕事も楽しい時間になります。

私もゆっくりちょっとずつ上手になっていきたいです。

バレエ発表会のための準備をされている方は、ぜひ頑張ってくださいね!