バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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ロマンティックロシア展 - 風景画にひとめぼれしたのは初めてかもしれない。

渋谷Bunkamuraで開催されているロマンティック・ロシア展に行きました。ロシア国立トレチャコフ美術館のギャラリー。ちょうどロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーの公演を観に行くときに同じ建物で見られたのでラッキーでした。

あまり下調べなく飛び込んでみましたが、まず結論からいうと、おどろきました!

まるでみるみるとけあっていくマーブルのように、あやうげなほど淡くて、印象派よりも生き生きとリアルで、写真よりもやさしい瞳で見つめた景色。

これは本物見ていただきたいなあと思いますが、実は今週末までで終わってしまうんですね。

チャイコフスキーと同世代くらいのころ。

ホームページからでも美しい画像のぞいてみてください。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_russia/point.html

とにかく海と空がずっと見ていたいほど好き。海や空を描いていた画家がたくさんいて、ロシアは美しい景色がたくさんあるんだろうなと想像させられました。

そして、ふしぎと乗鞍に似ている景色が多かったのがまた意外でした。

白樺がひっそりと水辺のまわりに立っていたり、秋の紅葉まっさかりの森の入り口に立ったような絵があったり。(あ、善五郎の滝に行く道に似てる…とか笑)

緯度も高いし気温が低いし、日本の中でいう中央アルプスと似たような原風景があるのでしょうね。

時代は1900年代の画家が多かったので、結構最近の作品ですよね。

ふだんはなんでもクラシカルな物に惹かれがちな私ですが、時代としては最近だけれど古き良き西洋画の良いところを今の時代に蘇らせるような精髄を感じて、これはロシアという土地が持つ文化なのかなとも思わされました。

バレエも大事に国宝として文化を育ててきた国であって、やはり芸術に対する精神が独特なのかなと…

そう思うとロシア文学にも興味が出てきて、短めの小説からゆっくり読み始めています♫

ポスターになっていた女性の肖像画は、《忘れえぬ女》で、モデルはアンナ・カレーニナなのではないかと言われているそうです。

どうやら旅立ってしまうのか、通りすがりにはたと出会えたのかわかりませんが、キラッと光る瞳でこちらを見つめ、どこか切なさげでもある…

しっかりと自分の芯を持ち、気品ある佇まいで、男性を魅了するような美しさがありつつも、せいしんを貫くことも忘れない… そんなエレガントさは、椿姫ファンの私にとっては似た輝きを感じてしまいました。

大事な画集がひとつずつたまっていって、うれしいです。

ちなみに、画集はどんなときに開きたくなりますか?

私だったら、ゆっくりと休める日の午後窓際のテーブルであたたかいアールグレーの湯気を感じながら… あるいは、早めにベッドに入れた夜にあたたまりながらそっとページをひらいて少しずつうとうとしてくる瞬間がすきです。きゅん。