クラブハウスでバレエの歴史をお話する回を7月からひょこっと始めてみました。
お話ししている私としては、もう定着しきっているのでいつからやっていたか分からなくなっているくらいでしたが、さかのぼると7/12のクラブハウスで「バレエ・リュス」のお話をしたのが始まりでした。
バレエ・リュスについて思いをはせる バレエルーム💕🔰OK!芸術・美学・解剖学ゆるく語る部屋 #15 - 愛と癒しのバレエCLUB
突然にではなくて、私の中では流れを作っていました。
その前の週のクラブハウスは、Art & Balletシリーズと同時代のベル・エポックについてをお話ししていました。
Art & Balletシリーズとは、私がバレエと美術の世界をコラボしてアート表現するバレエ作品のレパートリーです。これまでにドガ、ミュシャ、クリムト、ダリ、モネ、ゴッホなどの有名な画家を取り上げました。
これらの多くの画家が20世紀初頭のパリで国際的な文化が花開いた「ベル・エポック」と関わりがあります。(ゴッホは少し早くに亡くなってしまいましたが)
私がバレエの振付にその時代の画家を着想にするということは、ベル・エポックからも刺激を得ていて作っています。
なのでベル・エポックの時代背景をお話ししました。
そしてその頃バレエの歴史としては「バレエ・リュス」というバレエブームが同じくパリで起きていたのです。
中心人物がディアギレフ、ニジンスキーなど。
ですので、クラブハウスでお話を展開するのは自然な流れでした。
そうして、このような回を重ねてきて、リスナーさん方のバレエ史への興味が高まってきています。うれしいことです!
ニジンスキーの回 ニジンスキーの生涯について バレエルーム💕🔰OK!芸術・美学・解剖学ゆるく語る部屋 #17 - 愛と癒しのバレエCLUB
ディアギレフ亡きあとのモンテカルロ時代
ディアギレフ時代以降のバレエ ・リュス バレエルーム💕🔰OK!芸術・美学・解剖学ゆるく語る部屋 #19 - 愛と癒しのバレエCLUB
バレエ・リュスの代表作のひとつ「火の鳥」作品について深く知る回
バレエ・リュスの「火の鳥」について バレエルーム💕🔰OK!芸術・美学・解剖学ゆるく語る部屋 #20 - 愛と癒しのバレエCLUB
こうして次回はアンナ・パヴロワさんの予定です。
その後、ぜひ取り上げたいと思っているのがマイヤ・プリセツカヤさんです。
2015年に89歳で亡くなられた有名なロシア・バレリーナで、子供向けの伝記漫画に取り上げられるようになりました。
子ども時代と大人になってからも、ソ連政府の厳しい監視体制のもと苦労されて生き抜いた素晴らしいバレリーナです。お父様が粛清で捕まってしまったことや、ご自身も秘密警察に監視されながらバレエ活動を続けていたというお話は、今では考えられないことですがそんな時代のお方でした。
かなり長く現役で踊ってくださったので、私も日本に来日されたときの公演をみたときを思い出します。
アンナ・パヴロワさんも伝記漫画になっておりまして、お二方とも時代が少し前後するのですが、バレエの歴史を知る上でもお二人の様子を知るだけで、かなり理解イメージが深まります。
ぜひこれからのクラブハウスでも楽しみにしていただき、漫画はとてもわかりやすいので、機会がありましたら読んでみるのをおすすめいたします。
来週のクラブハウスはこちらです!
大正の日本にバレエを伝えたアンナ・パヴロワ バレエルーム💕🔰OK!芸術・美学・解剖学ゆるく語る部屋 #21 - 愛と癒しのバレエCLUB - Clubhouse