バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

「アラベスクの上げ方がわかり、良くなったと言われるようになりました」

バレエのアラベスクで、「どのように脚を上げれば良いのかわからない」というお悩みはありませんか。

先日もプライベートコースのセッションで、「アラベスクの上げ方がイマイチしっくりこない」という質問がありましたので、みっちりと練習をしました。

それからご感想をいただき…

「アラベスクのbefore/ afterはすっごく嬉しかったです。 アラセゴンにも足が上がりやすくなりました。
内側に落ちることがなくなったので、徐々に高くなっていく感じです。 これはかなりびっくりな変化です。 お尻のこんな場所を使っているんだ~。と目から鱗でした。 普段でも、「アラベスクはいい」「アティチュードはよくなった。」 と言われます。」

とのこと。良い変化をご自分で実感されているのがとても嬉しいです。

アラベスクは、お尻の筋肉が実はとても大切です。大殿筋、中殿筋、梨状筋といった筋肉群です。

お尻は、特に股関節に近い筋肉です。

脚を高く持ち上げるに、股関節が大きく開かなくてはなりません。

脚全体をアンドゥオールして後ろに持ち上げたり、傾いた骨盤を支えながら軸足をまっすぐ立たせるにも、梨状筋などが働きます。

たとえ、どんなに柔軟性があっても、筋肉の正しい使い方を知らなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

だから、大人バレリーナの方々も、自分の体を通して正しい使い方を知ってほしいと思います。

ちなみに個人セッションでは、手を使って受講生さんの体の使い方をアジャストし、そのBefore & After をiPadで撮影して見比べていただいています。

鏡で見るだけでなく、iPad ではさらに客観視できるので、わかりやすいと好評です。

こうしてお一人お一人の悩みを聞いていると、みなさんに共通する弱点がたくさん浮かび上がってきています。

お尻の筋肉もその1つ。

バレリーナを目指す10代のダンサーは、「お尻の筋肉を鍛えすぎないように」などと言われることが多いですが、

大人バレリーナの方々の場合は、反対に、お尻の筋力が低下していることの方が多いです。

多くの方を見ていると、20代で低下し始めていく方が多いように感じます。

お尻の中でも、太ももとお尻の境目となる(パンツのゴムのライン)部分が特に弱りがち。椅子に座る生活では低下するのもやむを得ません。バレエでヒップアップできるくらい、お尻も必要最低限鍛えていきましょう。