バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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アリーナ・コジョカル&レオニード・サラファーノフ「ドン・キホーテ」世界バレエフェスティバル

昨日に続き、今日は世界バレエフェスティバル全幕プログラム「ドン・キホーテ」のアリーナ・コジョカル&レオニード・サラファーノフ主演を観てきました!

同じ公演で昨日はパリ・オペラ座のミリアム・ウルド=ブラーム & マチアス・エイマンのペアでした。

こんなに素晴らしいキャストで同じ版を見比べられるなんて、と楽しみにしていました。もちろんそれぞれホームのバレエ団の方が、踊りのスタイルや解釈の違いも含めて、落ち着いて踊れるのだと思いますが、それでもやはり同じ舞台の版で見ると特徴や良さの違いに気づくことも多いです。

特にアリーナ・コジョカルは昔から大好きです。生でドン・キホーテ全幕を観られる機会なんて幸せです。しかももともと決まっていた相手役のセザール・コレラスの怪我でキャスト変更があり、レオニード・サラファーノフがパートナーをバッチリ務めていました。

以前にも彼のバジル全幕を観て好きなのでまさかのキャスティングにびっくりでしたが、嬉しかったです。

アリーナ・コジョカルとレオニード・サラファーノフはもともとウクライナのキエフバレエ学校出身で、どうやらコジョカルが一学年先輩だったそうです。サラファーノフはコジョカルと初めての共演が叶い、夢が実現したと語っていたそうです。(NBSのSNSより…)

現在活躍しているカンパニーは違っても、同じ学校出身とあって息を合わせやすそうでした。急遽の初共演とは思えません。

コジョカルは技術のみならず演技の可憐さも素晴らしいのですが、サラファーノフもやんちゃなバジルの演技が似合います。

その二人が実際にペアで踊ると、バジルとキトリが本当に情熱的に愛し合っているのが伝わってきました。

ドンキだからと格好をつけるよりも、まず二人の深い愛があってこその物語なんですよね。

こんなに主役二人が心から愛し合っていそうに見えるのは珍しいかなと思うぐらい。たぶんコジョカルだから醸し出せる「これはホントに恋に落ちるよね」って納得してしまう少女らしさが牽引しているような気もします。

そしてコジョカルの熟練技ともいえる、定番からの「外し」がすさまじく秀逸で、リフトも本当に軽そうだし、ずっと下りてこないし(笑)、キープにしろ回転にしろふつうのカウントよりも長く見せ場をつくることができるので、サラファーノフはそれをしっかりとサポートしていました。ふと「こんなに長く立っちゃうと、次のカウントどうなるんだろう?」と思わせるくらいに外してもちゃんと余裕で決めることができます。

コジョカルが産後も復帰してくれて嬉しいですし、舞台上の彼女の踊る喜びが一層伝わってくるようです。どんどん調子を取り戻しているのでは…!

サラファーノフは動きがシャープで回転も美しいですし、さらに背中の柔軟性が男性の中でも特にあるのでランベルセの余韻がとてもとても美しいです。また見られてよかった。音楽性にも特に敏感なダンサーなのだと思うので、いつも観ていて気持ちがいいです。

これを機にもっと共演してくれたらいいなぁと思います。

ドン・キホーテもサンチョパンサも闘牛士も、コールドのみなさんも、小さなコックさんたちも、かわいいキューピッドのみなさんも、(数えきれない…)みなさんブラボーでした!