北極と言う名の「ノースポール」。または「クリサンセマム」というこのお花、ひょんなことから家にやってきました。
フランスギクの種類のようですね。白い小さな花びらに鮮やかなイエロー。シンプルな形がなんだか可愛い。いつの日か道でぽつぽつと咲いていたのを見つけたのも、もしかしたらノースポールだったのかなぁ。
切り花を買ったお花屋さんで、たまにサービスしておきますからと短くなったお花などをおまけしてくれるのですが、苗をささっと持ってきて袋に入れてくださったのです。
な、苗!と思わず思った私。なぜなら家には鉢を置いていませんでした。庭もないしベランダもスペースがないと言ったのですが、いやいや大丈夫だから持って行ってみてと念押しされて(何が大丈夫なんだろうかと戸惑いつつ)予想外の苗がやってきてしまいました。いや、感謝したいことなんですけれども、すぐに枯れちゃったら可哀想だなとか考えてしまったわけです。すでに、根詰まりしてきているほどだったので。言うなれば、子どもが猫拾ってきちゃったときのような気持ちにも近いような。
誰かにゆずることもすぐに出来ず、二、三日家に置くしかありませんでした。もらったときに開花していた一輪が、めげることなく見るたびに元気にしています。でも、葉っぱはだんだんしおれてきてしまいそうで、苦しそうでした。
一年草だから暖かくなったらおわりの花だし、どうせならばと、鉢を置いてみることにしました。
コンパクトな四角い鉢に室内で扱いやすい土にして、こんな環境で可哀想じゃないかな?と思いつつも、どんどん蕾が咲いていきます。
本当に冬に強い子!北極という名前がぴったり。部屋に閉じこもっていたらもったいないよ〜と言わんばかりにぱかっと咲いています。
見ているこちらが元気をもらいます。
お花屋さんがくれた意味がわかるような気もしますね。
ただ調べてみると、開花したあとの臭いが強いのが特徴らしいですね。
いまのところ植え替えて弱っていたところから回復してきているところでまだ臭いはわかりませんでした。
冬の元気玉のような子なので、勢いあまってプンプンしてきたら、家の隅っこに移動してもらうかもしれません(笑)。