森の高原でバレエレッスンの合宿をする大人の合宿「バレエ・キャンプ in 乗鞍」。ヨガ・リトリート in 乗鞍から発展してバレエのリトリートを実現させてほしい!という熱いリクエストにお応えして…
第1回バレエ・キャンプ in 乗鞍 を7月17日(土)〜19日(月)に開催しました!
参加者のみなさんは「ぜひ記念すべき第1号に参加したい!」という熱い思いでお集まりくださいました。
初めての試みにもかかわらず、こうしてみなさんの熱意を結集させていただいたことに感謝しております。
また、参加できないけれども応援したい!というお声もたくさん頂戴いたしました。
早速どんなイベントになったかをご紹介します。
2泊3日のタイムスケジュール
バレエ・キャンプは2泊3日の宿泊イベントです。
1日目
12:00 チェックイン開始・フリータイム (プチホテルアルムでランチも可能)
15:00〜17:00 バレエレッスン(室内)
19:00〜 ディナー2日目
8:00〜 朝食
10:00〜12:00 バレエレッスン(室内) ランチは自由
15:00〜17:00 バレエレッスン(室内)
19:00〜 ディナー3日目
8:00〜 朝食
10:00〜12:00 バレエレッスン(室内)
バレエレッスンの内容
バレエレッスンの内容は、ストレッチ・基礎レッスンと2作品の練習です。事前に予習したい方は、こちらの動画で見ておくことができます。(予習は任意ですので、当日覚えるのでも大丈夫です)
テーマ作品
1 オデットのヴァリエーション(オリジナルのやさしい振り付けバージョン)
水辺の多い乗鞍で、白鳥の湖のほとりで踊る姿をイメージできればと願い、選びました。スタジオレッスンでは長く課題演習にしており、みなさんにも愛着の深い作品です。
2 Inner Forest (乗鞍の森から着想したバレエ作品)
乗鞍高原で「原生林の小径」「一ノ瀬園地」「まいめの池」など、ヨガ・リトリートでもよく散策している森の名所を思い浮かべて三科絵理が振り付けた作品をみなさんと表現演習に行いました。
初心者の方もシンプルで覚えやすいように構成しています。
覚えやすいように後ろ向きからの映像
実際の森を歩きながら、バレエの情景をイマジネーションする体験を行いました。鳥の声に耳をすませるアームスをとりながら、実際に森の中から鳥の声が聞こえる… ウグイス、ミソサザイなどがすてきな歌のプレゼントをくれました。
滞在中の様子 レッスン風景
山にバレエグッズを持って旅に出かけてくださったみなさん。まずはバレエレッスンで、移動疲れをリフレッシュしながら、体を動かしました。
みなさんのバレエ歴にも幅があり、久しぶりにバレエレッスンを受けるという方や、バレエを初めて1年ほどという方もいらっしゃったりという感じです。
普段の東京のレッスンでもそういう方々にできるだけ無理なく対応しながら選択できる機会を設けているので、いつものスタイルの延長で行っています。バレエ歴の長い方には、自由にアレンジできるゆとりも残しながらガイドしています。
「覚えられるか心配」という方のために、スマホ用の三脚を貸し出しして、レッスンの最中に要所要所録画をして、自分の動きを確認したり、レッスンの振り付けを録画できるようにしました。鏡がない環境なのでそのための対応でもありましたが、実際に開催してみて、都度ご自分の動きを確認できる仕組みで上達させやすいというのもメリットになりました。
自然の中を歩く
一方で、室内だけで終わってしまってはもったいないものです。せっかくの中部国立公園である乗鞍高原に来ているので、自然に触れていただくチャンスも大事にしたいという思いから、バレエレッスンの合間に森の散策も行いました。
この池は、まいめの池。Inner Forest で水のイメージをアンナヴァンに込めたのですが、みなさん体で実際に感じてくださったようです。
「ここに来ると、【水】でアンナヴァンに入りやすくなる」そんなお声もありました。
そしてこちらは、原生林の小径。Inner Forest で高い木に囲まれ鳥のさえずりを聞く情景を着想した森です。ヨガ・リトリートでもよく訪れているなじみのスポット。森が神秘的に豊かに広がっていて、季節の変化で何度来ても楽しめるところです。
プチホテルアルムの真弓さんに、森の見所を案内していただきながら、歩きました。この森は土がふかふかであることも、踊りの一歩一歩歩く姿にイメージを持たせました。
Inner Forest はオリジナルに新しく創作した作品ですが、この機会に合わせて Sylphynes さんがコスチュームを考案してくださいました。
事前に衣装合わせできたメンバーで記念写真をアルムのロビーで撮りました。いつもレッスンでご一緒している延長でこうした体験ができて、とてもいい思い出になりました。このマルチワンピースは、レッスン用にスカートとしても使うことができるもので、ご希望の方は Sylphynes さんにお問い合わせしてみてください。
お料理もバレエ・キャンプ仕様のディナーコースでした。プチホテルアルムさんの定番メニューに季節に食材を合わせて。バレエと森探検のための栄養チャージです。
2日目の朝も気持ち良いお天気が広がり、朝食の時間となりました。各自で朝ヨガをしたり、お散歩に出て来た方もいらっしゃいました。
一ノ瀬園地というヨガ・リトリートでヨガ広場にしている場所も、Inner Forest の着想の場なので見にいきました。
涼しげな川ぞいに、オニシモツケのふわふわの白い花が咲いていました。
おなじみのヨガ広場がここです!
Inner Forest で「草」「木」「森」とイメージを膨らませたのですが、草のイメージはこの場所からインスピレーションを広げました。
風になびいてそよそよとゆれる草がとても心地よいのです。
草の葉っぱを手でやさしくなぜる角度にポールドブラを向けるように踊っています。
大地をやさしく包み込む「草」
大地のエネルギーを吸い上げて空へ向かって伸びていく「木」
踊りの瞬間瞬間に、意味をもたせることで、振り付けを覚えて踊っていくみなさんへも「何を表現したいのか」というイメージを共有したいと思っていました。
実際に踊りを仕上げた最終日には、プチホテルアルムの真弓さんが感動で涙を流してくださり、ほろっと私も涙が浮かびました。
みなさんのバレエ愛や、自然への愛、また人とのつながりへの愛などいろんな思いが溢れ出たバレエ体験になったように思います。
ご家族のお子さんたちも自然の中でのびのびと過ごしてくださり、わたしたちにもたくさんの学びをくださったご縁もありました。
乗鞍高原は心がほっとする水辺が多く、しかも観光名所という感じよりはさりげなくひっそりと存在しているので、みなさんぐっと心を掴まれることも多い場所です。
夜に星が見えた日もありました。天の川が見事に現れて、流れ星もよく見えました。
ロマンティックな時間でした…。
自然保護センターで珍しい松ぼっくりを教えてもらっていた方もいました。地元の方もあたたかくむかえてくださるのが乗鞍のいいところです。
バレエ・キャンプの日程に延泊を足して、夕方までサイクリングに行かれた方々もいました。
全く違うお住まいで初対面だったところ、ここで知り合いご一緒に登山とサイクリングまで楽しまれていたのが素敵でした。バレエ・ヨガと乗鞍を通じてこうした素敵な人の輪が広がっていくことをよく目にしておりますが、とても心が温まります。
バレエという共通の好きなことがあり、自然の中で心がほぐれるというのも、みなさんをのびのびと解放してくれる大きな要素なのだと思います。
バレエ・キャンプの開催にむけて準備してきたことがありました。それは、かんたんに手洗いしやすい環境の準備です。
バレエレッスンのウェアは汗をかきますし、3日間で4レッスンともなると着替えも大事です。そこで、プチホテルアルムさん内に脱水機と手洗い洗濯グッズを設置させていただきました。
こちらもご好評でみなさん連日お洗濯をしていました。私自身も連泊が増えるといつも気にかかっていたので、脱水機を便利に利用でき、乾くのも早くてうれしかったです。
3日間は長いようであっという間。みなさんをお見送りしたあと、ヨガマットをしっかりクリーニング。
ハナアブ(別名チボ)という蜂に似ているけれどもかわいい虫がぷーんと寄ってきました。山でみてもびっくりしないで大丈夫な虫です。
あと、7月になって初めての試みがありました。オリジナルTシャツの販売です。
ヨガ・リトリートのスタッフチームTシャツなのですが、参加者さんに熱いリクエストをいただいておりましたので、遅くなりましたが販売が実現しました!
バレエ・キャンプ中にも購入してすぐ着てくださった方も多く、うれしかったです!
速乾Tシャツなので、アウトドアでも大変便利です。見た目がシルキータッチなので光沢がきれいなのもスタッフみなで気に入っておりました。
Sylphynes のmoeさんは、バレエレッスンでも着たいとリメイクされていました。さすがです!!
バレエ・キャンプはまたこれからも続いていきます。募集のお知らせをこちらのブログで発信していきますので、ぜひこれからもよろしくお願いいたします!
次回の予定
各回現在あと1名様ご予約可能です。