バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

「さくら」バレエ作品への思い

6月12日は珍しく夕暮れの時間帯に新作「さくら」のバレエレッスンを開催します。

ソメイヨシノは一本の幹から約10万の花を、葉よりも先に一気に咲かすのが特徴なんだそうです。だから、よけいに春の訪れにわたしたちの心をわしづかみに魅了しながら、散りゆく姿にほろりとさせられるのでしょうか。

桜は、日本人にとって特に、精神性を感じる樹木ですよね。

『茶の湯』『武士道』などにおいても日本人にとって花の儚さに美学を感じるところがありました。

桜をみると、花びら一枚一枚が儚い命のようにも感じますが、 一方で、桜の樹としては一年一年の生をまっとうして季節のリズムを繰り返しています。

私がこの作品に込めたかったのは、単に可愛らしい桜だけではなく、 《年月をかけて桜という生命のアートが生きている》ということ。

そして、ショパン作曲の「愛の夢」にのせて、年月を経てもまた“出会い直す”ことの喜びです。

桜に限らず、わたしたちは季節を経て大切な人と出会い、離れ、出会い直すこともあります。

コロナ禍という特殊な社会状況を経験したわたしたちにとっては、2022年の今は自粛期間を経て人との交流が新鮮に再開し出している最中とも言えるかもしれません。

久しぶりに会う喜び、久しぶりに目と目を合わせて会話する喜びをあなたも感じているのではないでしょうか。

このバレエを創作したことで思ったことがありました。

桜は春のものというイメージを払拭して、生きることの喜びを感じながら舞い踊れる作品にしようと願いを込めたくなりました。

人は春の季節だけに桜に注目しがちですが、桜というのは春夏秋冬生きている樹木です。

百人一首の時代から桜が咲きだすと人がソワソワするという世の中を歌っているわけですので、それも仕方のないことなのかもしれませんが、単純に開花の季節のイメージで終わらせたくない…というのが私のささやかですが強い思いです。

さくら花 命めぐりて 君と舞う バレエ Art & Ballet

当日はこのスカート(10mものデリケートなチュールをたっぷり使用したデザイン…!)を制作してくださった@sylphynes さんもお越しになるご予定ですので、ぜひご一緒に踊りにいらしてください。

6/12(日)「さくら」バレエレッスン(新宿/女性限定)"さくら花 命めぐりて 君と舞う"

https://peatix.com/event/3248785