バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

「好奇心の研究にふれる」研究者濱田太陽先生 クラブハウスでの私の感想

クラブハウス「愛と癒しのバレエCLUB」では、《万里一空インタビュー企画》と題して、私の友人の研究者さん方にさまざまな研究分野の話を聞きながら、知見を深める試みをしています。

インタビュー回の初回は、「好奇心の研究にふれる」研究者濱田太陽先生にお話を聞かせていただきました。

研究者 濱田太陽先生

HiroTaiyoHamada (@HiroTHamadaJP) | Twitter

sites.google.com

先進的な「好奇心の研究」から、AIとの関係、実社会との関係も含めて、話がふくらみました。世の中的にはまだ曖昧なイメージであるところをどうやって切り込むのか、興味深かったです!

好奇心には、大きく2種類に分けられるという話を紹介されました。

1「欠けているものを補おうとする」タイプ(黙々とパズルをとくような、内向的寄り)

2「やったことのないものをやりたい」タイプ (新しいことを見てみたい、外向的寄り)

そんな風に「好奇心」を整理してみるとは考えたことがなかったので、興味深かったです。

みなさんは日常で好奇心を感じる時、どんなタイプに感じますか?

私としては、バレエヨガインストラクターとしての活動自体でも、みなさん目線のニーズを考えるように配慮しながらも、自分自身の好奇心をも大切にしています。

講師の好奇心があると、やはり生徒さんにも伝播していくもので、逆に私自身もみなさんとの経験から学ばせていただくことも多いからです。

リスナーさんからは「前者がバレエの型を覚えようとする感覚・後者は新しい創作を踊るような感覚に近いですね」と表してくださいました。

私としても、実は上記2タイプをどちらも持っていると認識していて、レッスンごとにそれぞれを楽しんでいただけるように工夫している側面もあります。

なので、あらためて2タイプを言語化されてみると、ぼんやりとやっていたことが整理されたかのような気持ちもありました(笑)。

また濱田先生からは、「好奇心をもっておけばいい」という短絡的な視点だけでなく、イギリスの諺「好奇心は猫を殺す」という言い回しにたとえてさまざまな側面を紹介していただきました。

「好奇心は猫を殺す」

ちょっと怖いような響きも感じられるフレーズですが、好奇心さえもっていればなにもかもいい、ということではないことがわかりやすい例えですね。

好奇心と遺伝子についての研究も、まだわからないことが多いようですが、事例で興味深いなと思ったことがあります。

太古の人類は最初アフリカ大陸に住んでいて、徐々に別の大陸へ移動していき現在のように世界中に人が住んでいったという歴史の話です。元来、大陸を移動するとは未知の環境なので、もしかしたら危険があるかもしれないのに、移動しようとするヒトはどうやら遺伝子が変わっていった(影響していった)のではないか?という説があるそうです。

これは私の感想ですが、人の好奇心は、ある意味で「不確かなものに興味をもつとき」ということでもあり、恐怖と興味が対立したとしたら「それでもやってみたい」というくらいの好奇心は究極のやる気状態でもあるなと思いました。

まだ知らないこと、やったことのないこと、行ったことのない場所、いろんな形での未知さがあると、人間は危険があるかもしれないので怖いと思ってもおかしくないはず。

でも、やっぱりやってみたい。挑戦してみたい。やってみたらその先に何があるかを知りたい。

これって、習い事や勉強を続けていくときの動機にも近しいものを感じますね。内発的動機をもっていると、飽きずに探究心を持ちながら取り組み続けることができます。

好奇心という研究から、不確実なリスクがあっても、「やっぱりやりたい」と思えることはぜひやっていきましょう という思いをお持ちの濱田先生には、私自身共感すると同時に、自分のチャレンジ精神やクリエイティビティーに昇華させていきたいと感じました。クラブハウスを聞いてくださったコミュニティーのみなさんも、向上心と好奇心をお持ちの女性が多いので、みんなで同じような気持ちを分かち合っていたようにも思います。

2時間近くいろんな話に広がりながら議論していたので、書ききれないくらいです。

ぜひラジオ的に気軽に聞いてみてください。

アーカイブはこちらから聞くことができます↓

www.clubhouse.com

みなさんからのご感想もぜひお待ちしております!

クラブハウス「愛と癒しのバレエCLUB」ぜひフォローしてくださいね。

www.clubhouse.com