バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

バレエもヨガも、自分自身に向き合っていく道

バレエは、ダンサーだけのものではない

バレエは、トップのプリマバレリーナを養成するためものだけではありません。ヨーロッパの宮廷舞踊から生まれた優雅な美しさを表現する技術は、バレエダンサー以外にも役立てられるものです。実際に、フィギュアスケートの選手や、舞台女優・タカラジェンヌ・モデルといった美しさを表現する職業の方々は、クラシックバレエを習うことが多いものです。 人前で立つ仕事が多い方や、優雅な姿勢や身のこなしを身に付けたい女性にも、十分に価値あるエッセンスが詰まっています。

バレエは優雅で芯の強い内面をつくる

バレエは肉体だけでなく、精神も鍛えられます。どんなときも優雅な心を持ち続けるために、強さ・集中力・洞察力が養われます。 レッスンの中で多少ハードなエクササイズがあったとしても、笑顔でこなす。これがバレリーナに求められる心の強さです。

自分自身に向き合っていく道

実際に本格的なバレエの世界では、芸術的な美を磨き上げるために厳しさが不可欠です。プロを目指すダンサーたちは否応なく競争社会にさらされてしまいますが、それでも、本当に成長していくダンサーは他人と比較するよりも自分自身に物差しをおきます。

過去の自分と現在の自分とで成長を測り、自己の成長に集中していきます。

自分自身との戦い、自分自身との対話、自分の体と心との対話です。

それは、一般のビジネス界でいわれるような自己成長と通じるものではないでしょうか。

またヨガも、自己を鍛錬させる修練方法です。もっと具体的にいうと、東洋思想から派生しているヨガは、バレエよりも受容的な姿勢で、今目の前にある現実に向き合い、受け入れる心を養っていくものです。心穏やかに瞑想できる自分をつくりあげていきます。他人や社会から自分がどう見え評価されるかということよりも、まず自分の内なる答えを探し出すことに意識を向けます。

つまり、根幹ではバレエも、ヨガも、「自分自身に向き合っていく道」なのです。