バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

満ち足りていることを知る

あなたは、人と自分を比べてしまうことはありますか。

たとえば、仕事の業績・持ちもの・洋服・見た目の雰囲気・体型・ライフスタイルなどにいたるまで、

自分と人とを比べては、自分が足りていないことを見つけて悩む人もいるでしょう。

たくさんの人と交流しながら生きる世の中で、他人の存在を忘れることは不可能です。

でも、人と比べてしまう自分自身を見つけたときに、思い出してほしい言葉があります。

それは、

「知足」(ちそく)

というヨガの言葉です。

知足とは、「すでに満ち足りていることを知る」という意味です。

ないものを求めるばかりでなく、 あるものをまずはきちんと認識すること。 幸せはを見出せる人こそが幸せを手にする、ということです。

特に女性の多くは、ご自分にとって当たり前に「あるもの」に対しては、過小評価をしがちです。

あなたの中に素晴らしいダイヤの原石を持っていても、「いやいやそんなことないよ〜」と思い込んで過小評価をしてしまいます。

謙遜と過小評価は、似ているようでまったく違います。

あなたの価値は、あなた自身が正しく評価しなければなりません。他人に評価してもらうのを待っていては、あなたにしかない原石を見つけてもらえないかもしれません。

反対に、自分にとって「ないもの」に対しては過大評価をしがちです。 うらやましさ、ねたみ、悔しさといった感情が強く残るので、大きくとらえてしまいます。

だから「まだまだわたしは足りないことが多すぎるんだ〜」と思ってしまうのです。

では、「あるもの」と「ないもの」のどちらを見つめるべきか…

ここで大切なのは、あなた自身のことを正しく評価するということです。

あなたにとっての大切な道を照らしてくれるメンターのような人は、 あなたにすでに「あるもの」を客観的に正しく見つめています。

ひとつひとつの「あるもの」を正しく評価した上での「のびしろ」を導く人こそが、メンターです。

あなたの人生の中で、素晴らしい先生に出会えた人は、そんな経験を持っていることでしょう。

でも本当は、あなた自身こそが、あなたの人生のメンターです。

あなたの人生に光を照らす人は、あなたなのです。

もしも、あなたの中で、なにかを挑戦するとか、行動するのに迷ってしまうことや、まだまだ足りないと思うことがあったら、

「知足」という魔法の言葉を思い出してください。

すでに満ち足りていることを、過大でも過小でもなく、正しく知ることで、

あなただけのオンリーワンの原石を磨く方法を導き出すことができるのです。