2019年7月6日(土)〜7日(日)は、第20回ヨガ・リトリート in 乗鞍を開催しました!今回の記事は、後半のレポートで二日目の朝からです。前半の記事はこちら。 こんなに楽しい記念写真も!(笑)
2019年これまでのレポート
【レポ1】第20回2019年7月ヨガ・リトリート in 乗鞍 - 夏山の始まり - バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ
【レポ1】第19回2019年6月ヨガ・リトリート in 乗鞍 - 雨の日の森で理想な過ごし方♪ - バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ
【レポ1】第18回2019年5月ヨガ・リトリート in 乗鞍 - バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ
朝の森林浴をしながら呼吸法レッスン
二日目は、細かい霧雨が降る朝を迎えました。雨量はとても少なく、空気はしっとり。公園の様子をみて歩いてきてから、アルムのデッキで呼吸を行いました。
ヨガ・リトリートで練習するのは、3種類。
片鼻呼吸(アヌローマ・ヴィローマ)
ウジャーイ呼吸
カパーラバティ呼吸
ここで初めて練習する人は、なかなかまだ実感が湧きにくいと思いますが、これを機に覚えて日頃もやってみていただけたらと思います。
ヨガポーズと同じように、呼吸法もスポーツのように練習するほど上達します。呼吸筋を使う練習になり、日頃も呼吸が浅くなっているときに深く改善するように気づくようになるからです。
朝ごはん
7時半になりました。朝ごはんの時間です。(少し暗いので夜に見えるかもしれませんが…)参加者さんは早起きして温泉に入ったり散策していた方もいたようで、すっかりお腹が空いていたようです♪
山形村とうもろこしのポタージュ
野菜たっぷりスパニッシュオムレツ
梓川村ビーツと豆腐のサラダ
畑のルッコラ、葉サラダ、山形村にんじん
庭のシソと塩麹のサラダ
ほか、天然酵母のロールパン、松本ブロートヒューゲルの食パン、自家製のヨーグルト・グラノーラ、イタドリのジャム、りんごとマーマレードのジャムなど栄養たっぷりです。
「朝からこんなにていねいな朝ごはんが食べられて幸せ〜♪」とおっしゃっていた方もいました!
お天気はまだ霧雨状態が続いていたので、10時からのヨガレッスンは室内で落ち着いて行うことにしました。代わりに、外の空気を味わいたい!と、雨がほんのり止みそうな9時ごろに森の散策をすることにしました。
都心部からの参加者さんの中には、雨具が足りなくなる方もまれにいらっしゃるので、今回はレインウェアを貸出用に数着ご用意しておきました。予定を確認したら、お部屋に戻って、またあとで集合!
原生林の小径
休暇村の駐車場からおりて、県道エコーラインを歩くこと10分弱(650m)。舗道から横に入る「原生林の小径」に到着しました。雨も上がっていて、その分空気が潤っていて、森の香りがいっそう甘く感じられます♪
原生林の小径は、乗鞍高原のエリアでも元々の森林の生態が残されているところで、貴重な植物も多くみられます。上の画像は、夏山の珍しい植物、銀竜草(ギンリョウソウ:ユウレイタケ)がひょっこり出てくるところ。小さな世界にも美しさがたくさん見つかる冒険ができます♪カメラを持っている人は、きっとマクロレンズが欲しくなる森ですね(笑)
プチホテルアルムの真弓さんがガイドになってくださり、みんな興味津々でついていきました!
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凛と咲く小さくて白い花は、ゴゼンタチバナ。道のあちこちに咲いていてかわいかったです(パソコンのデスクトップ画像にしちゃいました)。よく見ると、葉っぱが4枚もあれば6枚もあり…実は、成長に合わせて葉っぱが増えていくそう。6枚の葉っぱになってようやく花をつけることができるそうです。たしかにそれを知ってから観察するほど、みんな6枚…!!観察するのが楽しくなります。
これらも本当に小さい生き物たち。苔がむしていろんなタネが芽を出していたり、古い木が倒れたところから新たな生命が生きているのを目の当たりにします。
歩いていると、リスが木をささっと登って行きました(真弓さんが発見)。リスは松ぼっくりを食べてその食べかすをボソボソと残していく食卓があるそうです。真弓さんはリスの台所と呼んでいました(笑)その食べかすから、違う植物のタネの芽が出たりすることもよくあり、生命の循環がこうして繰り返されているんだなと思うとしみじみしてしまいます。
立派に咲いているギンリョウソウ。
こちらの植物はみなさんによく聞かれるのですが、水芭蕉です!(笑)春の可愛らしい花のあと、ぐんぐん葉っぱが成長して80cmぐらいになります。
放射状にきれいに葉っぱを広げるこちらはウルシ。触ると肌がかぶれやすいのでお気をつけて〜!
モリアオガエルの卵塊もみられましたし、夏山の初めにぴったりの森林浴ができました。
室内でヨガレッスン
正味1時間以上森を散歩してきたので、準備運動万端モードでヨガレッスンに突入!雨の日はふれあいパークという広々とした室内スペースを利用しています。
こちらはふざけているわけではなくて(笑)「マカラアーサナ」うつぶせのポーズです。
前日にも行った太陽礼拝をおさらいしたり、戦士のポーズやバランス系のポーズも多く取り入れながら、最後のヨガプログラムを行っていました。
終わった後は、シソレモネードで乾杯!!
室内ヨガでもこんなに楽しくレッスンができました!みなさん、ありがとうございました!!
「晴れも雨も曇りもみんな味わえてラッキーです」
ヨガ・リトリート in 乗鞍を開催していると、まずいろんな人から声をかけられやすいのは「お天気は?」ということです。
外ヨガをやりたいというお気持ちの方も多いので、やっぱり晴れを期待してしまうのが普通だと思います。
でも一方で、参加者さん方は「晴れも雨も曇りもみんな味わえてラッキーでした!」というお声や、「雨になってしまったけど次の楽しみができてよかった」などのポジティブなつぶやきを耳にします。
開催している私たちとしても、お天気の約束はできないけれど雨でただガッカリするだけというのはなんだか違うなと思っています。
だからその日の姿で楽しめる形を考えようとしてきました。
Now and Here 今、ここを感じる
これは私がヨガインストラクターになるきっかけとなったヨガ哲学であり、大自然にふれて自分と向き合うリトリートとしても大切にしているコンセプトです。
参加者さん方はその世界観に共感してきてくださっている方々ばかりですので、わたしたちの予想以上に自然を大きな器で受け入れようと滞在してくださっています。
乗り継ぎがちょっと大変だったり、山道の移動に待ち時間が多かったりしても、その時間をマイスタイルでクリエイティブに過ごしています。
リトリートをきっかけにして、みなさんの冒険心に火がついていくきっかけになりましたら幸いです。
参加者さんよりこうした素敵なメッセージをいただきました。(一部省略)
乗鞍ヨガリトリートには初めての参加でしたが、エリ先生やご夫君を初め、アルムの方々の心温まる、心配りとおもてなしを頂き、心安らぐ楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。 そして、先生たいへんお疲れ様でした。 今回の参加で、先生の言葉から、ヨガと体操(運動)の違いが明確になりました。ヨガの真髄は「繋がり」「観察」「気付き」と言ってよろしいでしょうか。😃💞 これからもヨガの実習を通して、大いなるものとの繋がりを実感し、自己観察をしつつ、新たな気付きを得ていきたいと思います。 今後とも宜しくお願いいたします。😃(長野新幹線の車中にて)
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リトリートでは、大変お世話になりました。 深くて心地よい時間を過ごすことができました。 森の木々を見つめながらの“木のポーズ”はいいですね。自然の中に、自分も交ぜて頂いている感覚! ふわふわ、でこぼこの大地をぎゅっと押しながらの様々なポーズも、何か楽しかったです。
原生林の小径では、生命のパワーと、何百年と続く営みの偉大さを感じるという、それは貴重な体験をさせていただけたことに、本当に感謝です。また、娘にこの感動を味わわせたあげられたことも、嬉しいかぎりです。 自然の素晴らしさを心から感じられた二日間でした。
そして、この二日間のために、絵理先生はじめ、ポリさん、アルムのみなさん、テント設営や片付け、シフォンケーキを焼いてくださったり差し入れまでしてくださる地元の皆さん、 まだ、私の知らないところでも支えて下さる方々がいらっしゃるかもしれませんが、多くの皆さんのお陰で、貴重な経験をさせていただけることに、心から感謝です❤
ご一緒させていただいた皆さんとの出会いにも感謝です❤
また季節が巡っていきますが、またどこかで乗鞍のことを思い出していただけたら嬉しいなと思います。
次回は9月28日(土)〜29日(日)です。(募集は満員のためキャンセル待ちです)
ご参加くださったみなさん、あらためてどうもありがとうございました!!
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