バレエ・キャンプ in 乗鞍で、コオニユリを見ていた時のこと。
ぽりさんが「あれ、幻の滝じゃない?」
“まぼろしの滝” …なんともドラマチックな響きですが、自然な会話で現れた7文字。
上の写真にも幻の滝が写っています。
さて、みなさんはどれのことかわかりますか?
もう少し、大きくしてみます。
さあ、どこにあるでしょうか?
むりやり拡大しているので画像が荒れていますが、中心にぼんやりと白い筋が縦にあるのが見えましたか。手前にあるのは白樺ですが、この中心の白いモノは固形物ではありませんでした。
肉眼で、ザザザーっと下に落ちる水の流れとして、動いていたのです!
おおおおお!
いつもこんなところに滝なんて見えていたっけ?
ぽりさんとびっくり!
参加者さんは、急に謎めいた「幻の滝」という初めて聞く話に???となっていたと思います。
この幻の滝は、地図に載っていない滝で、雪解けや水の多い日に現れる滝なのです。
地元でも知らない人が多い・実際に滝を見たことはない、という様子。
実は、スプリングバンクのマスターご夫妻から、乗鞍に幻の滝があるという話を前に聞いていました。
場所については、はっきり知らなかったのですが、ぽりさんがどうやらピンときたのです。
後からスプリングバンクさんに聞いたところ、これでした!
スプリングバンクご夫妻は実際に滝のある場所まで道なき道を進み確認して来られています。すごい…!
幻の滝はもしかしたら他にも隠れたところにあるのかもしれません。
この幻の滝は伊奈川の滝のようで、一ノ瀬付近のツツジ園の前から見えました。
観光地ではよく有名な滝が当たり前のようにそびえていることが普通ですが、こうして大自然のリズムに流れながら、滝が出現したり消えたりというのはとても神秘的であり、本質的でもあります。
こちらは歩いて滝壺を見に行きやすい善五郎の滝。
乗鞍は水辺や滝も多い山です。
人知れず現れては、さりげなく消えていく幻の滝… 珍しいものがまた見られました。
スプリングバンクさんのブログ記事で、この「幻の滝」への捜索アタック記録が綴られています。
こんな所にあるの?とびっくりです。
ぜひご覧になってみてください。