夜、なんだか目が冴えてしまって眠れない…ということはありませんか。
布団に入っても、頭がさえて神経も高ぶっているようなとき。
疲労回復のためにも、できるだけ自然に眠気がやってくるようにしたいものです。
眠気と、左右の鼻の呼吸の不思議な関係
夜、眠れないとき、鼻の呼吸をチェックしてみてください。
右と左、どちらの鼻の呼吸がしやすいですか?
右と左を交互に押さえて、片方ずつ感じながら、チェックしてみましょう。
このとき、なぜか、右の鼻の方が通っている…という方が多いのです。
右の鼻の呼吸が通っていると、体が活発なモードに入っている、太陽の呼吸 が強くなっている状態といわれます。
元気なとき、運動したいとき、エネルギーを発散したいときなどに太陽の呼吸が強くなると考えられてきました。
夜は、左の鼻の呼吸、月の呼吸 を強めてあげると、安眠によいと言われます。
実際、鼻の呼吸は、自律神経の交感神経・副交感神経のバランスと関係があるのではないかと、科学的にも研究が進められています。
眠れない夜は、左の鼻で「月の呼吸」を
月の呼吸を高める方法は、かんたんです。
片鼻呼吸法のように、手で右の鼻を押さえて、
左の鼻だけで、ゆったり呼吸をしてみます。
できるだけ、深く、ゆっくりとしたペースを保ちながら、3分ほど呼吸に集中してみましょう。
起きたままでも、布団に入ったままでもできます。
しばらくすると、左の鼻が通ってくるかもしれません。
焦らず、ゆっくりと行うのがポイントです。
しばらくしたら、自然な呼吸に戻します。
たちまち、眠気がやってきたら、ラッキーです。
月の呼吸をしたことも忘れたまま、
寝落ちして
ぐっすり夢の中へ飛んでいってしまうかもしれません・・・
眠れない夜に、安眠を誘う月の呼吸。
ぜひお試しくださいね。
(鼻炎などになっているときは避けましょう。)
(参考)左右の鼻のバランスを整える片鼻呼吸法というものもあります。 自律神経系のバランスを整えます。