ストレッチのなかには、心地よさに体をゆだねる、がんばらないストレッチがあります。
リストラティブヨガで代表されるような、ゆだねるストレッチのポーズです。
ヨガブロックやボルスターを使って体をサポートすることで、「体をゆだねて良いんだ…」という安心感がうまれ、より深いリラクゼーションへと導かれていきます。
安眠効果や生理痛の緩和にも。がんばらない前屈のストレッチ
前屈は苦手という方にもオススメなのがこちらです。
ブロックとボルスター(ヨガ用のクッション)で台をつくり、肘をついて頭を腕まくらにのせてしまいます。
脚の裏やお尻の筋肉の過緊張をゆるめます。
神経が高ぶっているときにも、脳と心を落ち着かせます。
慢性疲労気味なときや、生理痛がひどいときにも、こうしてやさしいポーズにすることで、自分をいたわってあげることができます。
私自身も前屈はペターっと床につきますが、体と心の状態に合わせて、”ゆだねる前屈”も時に取り入れています。
骨盤と背中がほっと落ち着く。がんばらない合せきのポーズ
マタニティや産後のママさんの疲労回復や心身の健康を高めるのにオススメなのがこちらです。
呼吸を深め、ストレスをやさしくヒーリングしたいときにもぴったりです。
ヨガ用のブロックとボルスター(クッション)をこのようにセットして、背中をゆだねます。
ご自宅でもクッションなどで似た形をぜひ作ってみてくださいね。
アイピローやハンドタオルをまぶたの上にのせて、頭全体ごとリラックスを心がけます。
日頃、肩こりや胸が閉じることで浅くなりやすい呼吸が、このポーズの心地よさに導かれて自然と深呼吸に変わっていきます。
脚の詰まりをとって血めぐりアップ。がんばらない前太もものストレッチ
マタニティのママさんや、太ももが硬い方は、こちらのやさしいポーズがオススメです。
ヨガ用のブロックとボルスターがある場合は、このように縦にボルスターとブロックを並べます。ブロックの下に座ってから背中をボルスターにのせます。
もともと柔らかい方でも、長めにゆっくりとストレッチしたいとき・呼吸とともにゆっくりと開いていきたいときには、このようにゆだねてみると新たな発見があるかと思います。
ボルスターの大きさが背中より一回り小さいので、肩が自然に床の方へ下り、胸が大きく広がりやすくなり、呼吸が深まります。
バレエヨガでも、心にもアプローチするヨガのエッセンスを大切にしています。