バレエのバーレッスンで始めによく出てくる、カンブレ。前屈するときに、猫背になってしまってなんだかかっこ悪いなぁと思うことはありませんか?
(前のカンブレとはこちら。)
バレエの前屈するカンブレをきれいに見せるには、背中を伸ばしたまま前屈できる角度を深くしなければなりません。
そこで、レッスン以外の時間に取り組みたいのが、冒頭の写真にあるヨガ「パールシュボッターナアーサナ」というストレッチです。
解説動画
背中を伸ばして前屈できるようになるためのストレッチ方法
両足を前後に開きます。しっかりと体重を支えられるように、歩幅を調整しましょう(広すぎない程度に気をつけます)。そして腕を以下の通りに組んでいきます。
パールシュボッターナアーサナの腕の組み方
背中で手を組むのは、肩と胸が広がるようにするため。
フルポーズ(手本通り)で行うには、手のひらを合わせて合掌します。5本合わせられない人は、一部浮いても大丈夫です。
そもそも手首を合わせるのが大変ならば、こぶしをくっつける程度でも大丈夫です。
もっと楽にするには、手首をつかみましょう。
その状態で、体を倒していきます。前屈に慣れていない人は、浅い角度でも、とてもストレッチが強くかかります。できる角度まででOKです。
前屈しながら背すじをピンと伸ばす
ストレッチ初心者の人に多いのは、つい背中が先に丸くなってしまうことです。この写真のように、肩と胸が閉じてしまっては呼吸も苦しくなってしまいます。
ハムストリングスが固い人は、直立から上半身を傾ける角度をもっと浅くして(90度と言わず、10〜20度でもいいので!)そのぶん背すじがまっすぐにできることをキープしながら続けていってみてくださいね。
きっと、股関節や坐骨周りに近い部分がいつもの前屈以上に伸びるようになります。するとハムストリングスのストレッチ効果が高まります。
ウォームアップで前屈をしておきバレエに活かそう
カンブレの前屈の動きは、いきなり行うと筋肉が急激に伸ばされてうまくおこなうことができません。ダンサーはレッスンの前にウォームアップのストレッチをしておき筋肉のコンディションを整えます。
そして前のカンブレのときは、できるだけ胸と肩を開いて背中を伸ばす時間を長くするように心がけてみてくださいね。
パールシュボッターナアーサナ、ぜひ取り入れてみてくださいね!