バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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首こりの原因に向き合う ー 首のまっすぐな軸をたてること

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日常生活を振り返ってみましょう。

  • 肩に重いカバンをかけることが多い?

  • 肩が緊張して上がりやすい?

  • いつもの姿勢であごが前に出やすい?

  • まくらが自分の首に合っているか?

  • 奥歯をかみしめたり、歯ぎしりしていないか?

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これらの体の癖は、首や肩の筋肉を必要以上に緊張させてしまいます

あなたの首は、前に倒れていませんか?

首こりに対するアプローチの基本は、首を正しく立てることです。

そこで「首をまっすぐに立てる意識」について掘り下げてみます。

首のつけねは、あごよりも高い

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「首」と一言でいっても、首の骨(頚椎けいつい)は7個の骨が積み上がっています。

一番上にある第一頚椎は、頭の骨とつながっている部分であり、背骨のアーチが始まる点でもあります。

そこを”首のつけね”と呼ぶことにします。

首のつけねのあたりを手で触ってみましょう。

後頭部を後ろへ倒そうとすると、頭の下部分と首のつけねがくぼむ箇所があります。

”首のつけね”は、あごよりも高い位置にあることに気づきますか。

首はあごより下の部分でしか感じていない方も多いのですが、首の骨は思っている以上に長いです。

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首のつけねは、このような筋肉が頭の重み(約5kg)を支えています。

緊張・ストレス・疲労にさらされると、首の姿勢がくずれて、猫背・ストレートネック・首こりなどをも引き起こしてしまいます。

首の軸をまっすぐに整える習慣をつけよう

(1)首のつけねを押しつぶさない

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いま触った首のつけね(青い部分)を押しつぶさないように首を立ててみましょう

わずか数ミリの世界ですが、頭と首のすき間を感じてみます。

ほんのわずかの動きです。

この位置の微妙な違いが、全身に影響してきます。

(2)耳と肩をはなす

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さらに、”耳と肩のかどを引き離すイメージ”を持ってみましょう。

首が前に倒れていると、耳と肩の間の距離が縮みます。

わざと首を前に倒して肩をすくめて実験してみると、わかると思います。

エレガントで健康的な首は、耳と肩の間のスペースが広くなります

まっすぐに立てた首の姿勢を、体で覚えるように心がけてみてください。

首こり解消!「首の8方向ストレッチ」で美しい首筋を自然に保とう - バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ