小さな桃の果実のように、ぽってりツヤツヤしてかわいいヒペリカム。
なぜかこの実をみているだけで、春が近づいていることを期待してウキウキしてしまいます。
上向きであることと、像(アイコン)という言葉の由来があるそう。
花言葉は「きらめき」なんだとか!
私の胸の内を読まれたかのようだ…(笑)
後ろに飾っているのは、フェルメール展で知った同時代オランダの画家ハブリエル・メツーの〈手紙を書く男〉です。当時画題として人気を博した手紙というモチーフに、フェルメールの構図を意識したり、また独自の柔らかい雰囲気を醸し出しています。
どんな人に恋文を書いているのか、とてもロマンティックで知性も感じられて惹かれました。実はこの手紙を読んでいる女性の絵も描かれています。
視覚からも安らぎを得たいので、美術館出かけながら、飾りたい絵(ミニポスターですが)を思案中。
手紙を書く男女が題材になっているバレエ作品といえば、オネーギンです。うっとり書くだけが手紙ではなく、破り捨てられる、あるいは自分の誇りをもって相手の恋文を破くというインパクトの強いシーンが出てきます。音楽はチャイコフスキー。バレエももちろんですが、読書好きな方は、原作のロシア・プーシキン作『エフゲニー・オネーギン』もおすすめ。