バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

心を丸くする庭園歩き

日常生活で気分転換はできていますか?

ストレスをためないためには?というと、いろんなコツが言われますが、私にとってはまず歩くことです!

なぜなら、20代はじめ、メンタルを崩壊したときに、試行錯誤しながらも、歩くことが一番手っ取り早くトータルで良かったからです(笑)。

長く読者になってくださっている方はご存知のように、何しても気分は真っ暗、起きているだけで精神がしんどかった頃がありました。歩きはじめるとだんだん気持ちが下向きから上向き(または上とはいかなくても普通)に変わっていったのでした。

ストレスのために限らず、足を鍛えて、休日の疲労回復にも良いです。私の休日さ家に引きこもることは滅多にありません(笑)。

食べ物でストレス発散するという方もいらっしゃると思いますが、ダンサーにとっては裏目に出てしまうこともあります。特に体型や健康面も損なってしまうと、余計に悩みが増えてしまいますからね。そういう意味で、ダンサーにとっては自分の生身というのが道具であって楽器であってキャンバスでもあるわけです。そうは言っても、いまの私はそこまで悩み深いわけではありませんので、ご安心ください(笑)。

一度ボロボロになったからこそしみじみとわかる境地があり、もしもあの日々を経験していなかったら、私はもう少し弱い人間だっただろうとも感じます。

ふだんのいまの私はそこまで悩みは正直ありませんが、歩くということはいつでも大切。

春が待ち遠しくて、最近は庭園の公園にもあちこち出かけています。こちらは旧古河庭園。

薔薇に囲まれる洋館が有名ですが今は薔薇園の植え替えシーズンでした。こんな時期でも棘はくっきりと。

洋館の中にも入ってみたかったのですが、事前抽選に参加する必要があるそうですね。残念でしたが、いつかチャンスがあればと思います。

建築家ジョサイア・コンドル設計で、同じく旧岩崎邸庭園もつくっており、そちらと洋館の外観の雰囲気が似ていました。鹿鳴館や三菱一号館など素敵な建築をたくさん残しています。

歴史ある庭園を訪れると庭師の方の手入れを感じますし、歴史上の人物もここで何を感じていたのかなぁと思いにふけります。この日も庭園のあちこちに手入れをする方々がいました。まだ花が咲く前と思いきや、こういう時期からの積み重ねが大切なのでしょうね。

自然に触れるというのは、景色の絶好なシーズンではなくともいいのです。

土を踏んだり、木に囲まれて見上げてみたり、鳥を近くに感じたり、小さな草の形を観察してみたり。

そういった自然とつながる時間を持つことで、ストレスを抱えていたとしても、徐々に健やかな人間らしい感情がもどってきます。

ふらっといける日常の公園も行ってみるとなかなか良いものです。