Art & Ballet の昨日のレッスン風景をご紹介したところ、いろんな方からご感想をいただき、とてもうれしいです!やはり、単なる基礎のテクニック練習だけでなく、表現すること・演技することの醍醐味を味わえることがバレエを踊る真髄でもありますよね。
実際のレッスンで行った《星彩歌》ベートーヴェン作曲交響曲第九番第四楽章の合唱パートから、振付動画をご紹介します。
バレエレッスンの典型的な音楽とは、ガラッと雰囲気が変わります!
振付動画↓クリック
https://www.instagram.com/tv/CJTqpd9AmCy/?igshid=akb6rdidrcqewww.instagram.com
初めて参加の方は、おそらく基礎のレッスンと次元が変わってしまったかのように感じられることもあるでしょう!
それが不思議なことに、ベートーヴェンの音楽の偉大さを踊るごとに感じるようになり、クリムトの装飾的で豊かな美的世界に引き上げられるかのように、だんだんのめり込んでいってしまいます(笑)。
レッスンの振り入れでも「みなさん、正直なところ、どうですか?(どのくらい理解できていますか?)」と尋ねると、「質問が浮かばないくらいにまだ自分で落とし込めない」という様子がはじめ見受けられるのですが、だんだんと全体でまとまりが出ていきます。
大人バレリーナの方々に短い時間ですべて覚えることはおそらく難しいのですが、見よう見まねでも最後までつながりができるようになっていきます。
そして終末部の盛大な合唱とオーケストラの共鳴に、全身の血が騒ぎ出し踊りのフィニッシュとなるのです!!
sylphynes さんもご参加され、とてもわかりやすいご感想を書いてくださったので貼らせていただきます。
「もはや地上からも離れ、天空から優しく微笑みを投げかける、そんな気分を纏って、呼吸での表現、アームスのタイミングの強弱などでも表現の味付けができることを改めて感じました」
まさに、バレエを本当の意味で「踊って楽しむ」という感覚を体験してくださったのだと思います!
他の方からも、終わったあとの表情から、体の中から振動してくるような喜びを感じました♪
魂をゆさぶり、舞踊に酔い、インスピレーションが全身の細胞にブルブルっと浮き立つような感覚。
ベートーヴェンとクリムトによる、ビックビンのようなコラボレーションならではのパワーを秘めているからこそ、踊り手にも感覚が引き出されます。
そのためには、感じること・感じようとすることが大切です。
もちろんテクニックも必要ですが、テクニックのことばかり考えていても、感動させる踊りにはなかなか近づけません。
よくさまざまな画家や芸術家がいうように、自分自身が感性を働かせて(理屈ではなく)感じ取り、観る人以前に自分の魂が震えるようなことをしてこそ、周りの人にも伝わっていきます。
趣味のダンスやバレエであっても同じで、全身全霊で打ち込む姿は周りの人にもポジティブな波動が広がります。
私のレッスンでは、スタジオでも、オンラインでも、みなさんとポジティブな波動を交換しあえるような場でありたいと願っています♫
(いずれ、オンラインでも表現のレッスンができたらいいなぁとムクムク練っています♡)
せっかく踊るのですから、体と心を解き放ち、表現することをどんどん楽しんでいきましょう!!