あなたらしく創造性豊かに表現を楽しむためのヒントは、何でしょうか。
感情を味わい、意志を貫き、知性を遊び、創造しよう
これらの4つの概念の関係を図で見てみましょう。
自己実現の4つの円
- 感情
- 意志
- 知性
- 創造
感情
感情はあなたが毎日の中でさまざまな気持ちを生み出します。
アーティストとしては、感情をのせて表現したいと思うようなときにも、喜怒哀楽の気持ちを歌にしたり、踊りにしたり、絵にしたりします。
感情にもさまざまな種類がありますが、大まかに二分して「いい気分」「いい気分ではない」のどちらであるかが大切です。
「いい気分」であることは自己実現のサイクルの土台になります。
うれしい、ワクワクする、ときめく、テンションが上がる、楽しくなれる、チャレンジしがいがある、自信がもてる、ありがたい気持ちになれる、うれし泣きする、波にのる、感動する、面白い、笑える、などです。
また、あなたがいい気分になれるものは、あなたにとって価値があるということも教えてくれます。
バレエが好きな人はバレエによっていい気分になれますが、バレエに興味がない人はそうではありません。
人の価値観は人によって違うものですし、いい気分をもらたすならあなたの興味があるということでもあります。
意志
意志は、あなたがやりたい・こうしたい・こうありたいと思うことです。
やりたくないと思ったり、やる気がないと、自己実現のサイクルが停滞してしまいます。
意志が見つからないと、がんばっていても本当の目的にたどり着かないこともあります。
一見難しそうなことにも、「挑戦しよう」と決める気持ちも、意志になります。
これは私に授かった「使命」なのかもしれない、と感じることも意志になります。
また、あなたが日常の行動を選択するときにも意志の力が働くと、コントロールになります。
目的にたどり着くために、脱線しないで進行方向を調整し続けます。
やる気がなくなったときに、気分転換をして集中力を取り戻そうとすることも意志からの自己調整能力を使います。
知性
知性は知識やスキルや経験から得られる知恵などのことです。
言葉に書ける知識と、言葉に書けない知識があります。
言葉に書ける知識は、キーワードや文章で表すことができ、読み、書き、話し、聞くことができるものです。論理的に整理していくと理論のようにまとめられていくこともあります。
言葉に書けない知識は、体で学ぶことや、イメージで示すもの、身体的なスキルなどがあります。職人や芸術家の暗黙化された知性などもかります。熟達された人の直観も言葉にできない域の知恵を持っているものです。料理の本に書けないようなちょっとしたコツ、手付き、さじ加減というのもこれにあたるでしょう。
創造
創造とはあなたにとって新しい・独自のことを想像して生み出したり、発想をしたり、アイディアを形にしていったりすることです。
感情や意志や知識がそろったとしても、行動して創造につなげていくことが自己実現のサイクルをぐるりと回します。
技術や理論は実際に生身の体と心を触れさせて使うことで、創造性が生まれます。
また同じような技術、方法論、物語の演出を目指していたとしても、感情・意志・知識などによって表れ方が変わることもあります。
同じ題材の映画をアニメ化するのか、実写化するのかで作品の個性が変わります。
またはバレエでもミュージカルでも、同じ作品演出の状態で、主役の演じ手が変われば、やはり全く同じにならないということもそうです。
以上、自己実現の4つの円の概念のイメージはできましたか?
まだここに書き切れないこともありますが、まずはこの4つのバランスをあなたの中にも変換させてみてください。
あなたなりのキーワードに置き換えてもいいのです。
こうした枠組み(フレームワーク)をあなたのリアルな形で置き換えてみましょう。
自分の思考や感情や創造性を整理するというのは、ゼロから始めると難しいものですが、自己実現の心理学や概念を借りると、あなたの気づきを引き出しやすくしてくれます。
4つのカテゴリーのどこに当てはまるんだろうとか、これにもこれにも関係があるなぁとか、そういったこともあなたにとっての生きた気づきになっていきます。
「わたしらしく表現する」という言葉は、個性的なようでいて、とらえ方によっても変わりますが、まずはあなた自身を知るということをファースト・ステップにして向きあってみてください。
クラブハウスでもこちらの話をしています。
こちらから再生してみて下さい。1時間40分経過くらい〜お話をしています。
バレエルーム💕🔰OK!バレエの芸術・美学・解剖学・ゆるく語る部屋 #5 創造性って何か考えよう - 愛と癒しのバレエCLUB - Clubhouse