バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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【バレエ美人塾】ターンアウトするときの股関節の動き方・大転子がくるっと回る

バレエのレッスンで、股関節から太ももを外に回して、つま先の向きが外を向くようにするとき・・・つまり、ターンアウト(アンドゥオール)をするとき、股関節の動き方はどのようになっているのか?

股関節の動きを、骨の模型を見ながら考えてみましょう。

太ももの骨=大腿骨の上部には、「大転子」があります。

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大転子は、表から手でさわれる飛び出た骨の部分です。

股関節は、大転子よりも、少し内側にあります。

ターンアウトをすると、この大転子の向きが変わります。

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パラレルでまっすぐの状態だと、大転子は真横に向いています。(向かって右を正面にしています)

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ターンアウト(アンドゥオール)すると、大転子がやや後ろ向きになったのがわかりますか?

このようにして、大腿骨が外側に回るので、外旋=ターンアウトができます。

大転子のあたりを手でさわりながらターンアウトしてみると、大転子の出っ張りがうしろに引っ込むのがわかると思います。

骨の構造ってよくできていますよね。

この股関節のジョイント部分や、大転子が回せる角度は人によって違います。だから、開脚やターンアウトでは骨の構造によって、多少の個人差があるのです。

大転子の向きがくるくるっと変わる様子、こちらの動画も参考に見てみてくださいね。(1分30秒〜股関節の話をしています)

バレエ美人塾の方からも、

ターンアウトのしくみが難しいです。

そんな声もよく聞きます。

図でみると分かりにくいですが、立体的にイメージできると理解が深まります。

骨の構造から正しいイメージトレーニングを積み重ねていきましょうね。

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