バレエのレッスンで、股関節から太ももを外に回して、つま先の向きが外を向くようにするとき・・・つまり、ターンアウト(アンドゥオール)をするとき、股関節の動き方はどのようになっているのか?
股関節の動きを、骨の模型を見ながら考えてみましょう。
太ももの骨=大腿骨の上部には、「大転子」があります。
大転子は、表から手でさわれる飛び出た骨の部分です。
股関節は、大転子よりも、少し内側にあります。
ターンアウトをすると、この大転子の向きが変わります。
パラレルでまっすぐの状態だと、大転子は真横に向いています。(向かって右を正面にしています)
ターンアウト(アンドゥオール)すると、大転子がやや後ろ向きになったのがわかりますか?
このようにして、大腿骨が外側に回るので、外旋=ターンアウトができます。
大転子のあたりを手でさわりながらターンアウトしてみると、大転子の出っ張りがうしろに引っ込むのがわかると思います。
骨の構造ってよくできていますよね。
この股関節のジョイント部分や、大転子が回せる角度は人によって違います。だから、開脚やターンアウトでは骨の構造によって、多少の個人差があるのです。
大転子の向きがくるくるっと変わる様子、こちらの動画も参考に見てみてくださいね。(1分30秒〜股関節の話をしています)
バレエ美人塾の方からも、
ターンアウトのしくみが難しいです。
そんな声もよく聞きます。
図でみると分かりにくいですが、立体的にイメージできると理解が深まります。
骨の構造から正しいイメージトレーニングを積み重ねていきましょうね。