バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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【体の仕組み】脂肪細胞は食欲を司る「レプチン」を届ける役割がある

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よくダイエットというと、脂肪は人体にとって悪者のように思われがちですが、実は生命維持に大切な存在です。体が冷えないように保温したり、意外に思われるかもしれませんが、食欲のコントロールにも影響しています。

食欲を司るのに大きく関係するのが、体内で各臓器の状態を互いに知らせ合う「メッセージ物質」です。メッセージ物質とは、脳や各臓器が生命維持に大切な情報を送信・受信するための合図のようなものです。脳を介するだけでなく、臓器と臓器間でもメッセージ物質のやりとりを行っていることもあるそうです。

脂肪細胞も実はメッセージ物質の「レプチン」を放出します。これは、体内に充分なエネルギーが溜まっているとき(食後など)、レプチンを放出して、もう食べ物を食べなくていいという知らせを出します。つまり、満腹になっているかを知らせて、食欲をコントロールする働きがあるのです。

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図のように、脂肪細胞から放出された「レプチン」は、血管に流れていきます。それが脳にたどり着き、視床下部の中にあるレプチン受容体が満腹であるとの情報を受け取ります。そうして、食欲をコントロールしているのです。

脂肪萎縮症という症状の人は、ずっと食欲が抑えきれずに食べたい衝動を押さえきれなくなってしまうと言います。(参照 NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク 第2巻: 【第2集】驚きのパワー!“脂肪と筋肉”が命を守る/【第3集】“骨”が出す!最高の若返り物質)すると、食事をやめられなくなってしまい、異常な高血糖状態が続いて生命活動に支障をきたしてしまうのだそうです。

ダイエットの敵に思われがちな脂肪ですが、体の仕組みとしては重要な働きを持っています。バレエを頑張っている方は、つい体型維持のことばかり気を取られてしまうかもしれませんが、大切な働きもあることを忘れてはいけません。

体の仕組みについても正しく理解しながら、スマートに運動や食事と付き合い、ヘルシーな体への向き合い方をしていきたいですね。

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