バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

【ダンサーがしなやかな秘密】立ち姿勢・動作・ヨガポーズを美しくするために大切な「アライメント」とは?

「アライメント」という言葉を知っていますか?

一言でいうと、アライメントを整えると姿勢が良くなりますが、もっと奥の深い概念です。

体を効率的に動かす・なめらかな重心移動・ブレない軸を作る...といったパフォーマンスを高めていくには大切なキーワードです。

f:id:coruri:20150607090500j:plain

アライメントとは

アライメント(Alignment)とは、英語で「1列に並べる」という意味です。

体を整えるボディコンディショニングでは、体のパーツを適正な位置に整えることです。

体の軸を洗練させていくには、アライメントを感じることがとても重要です。

美しいバレエダンサーは、アライメントが崩れることがありません。全身細かく配置を整えているのです。

(参考 美は背中に宿る 〜背中から始まる優雅でしなやかな体づくり〜 - バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

f:id:coruri:20150608103707p:plain

全身の姿勢を整えようとするとき、頭を高くしたり、背骨を長く伸ばしたり、脚を伸ばして揃えて立ったり、整えると思います。

立って静止しているときだけでなく、動いている中でも、アライメントを整えることが大切です。

体の外見だけでなく、骨格の構造をつかむ

アライメントを整える感覚をつかむには、骨格を感じることが大切です。

体を表面から見ると、皮膚があって、体の輪郭が見えます。その中に、骨格をレントゲンのように見透かすように捉えるのです。

背骨のカーブ、関節の形を最低限知っておく

関節、背骨のカーブ、かかと・膝・股関節の並び具合、首が前に倒れていないのか・・・チェックする事柄は全身隅々にあります。

そのためには、最低限の骨格の形のイメージを知っておくことが必要です。

自分自身は外から見えないからこそ、感じる

特に難しいのは、他人の体ではなく、自分の体のアライメントをつかむ時です。

他人の体は他の物体と同じように観察できますが、自分の体は外から見ることができないので、感じ取らなくてはなりません。鏡で見えるのは一部分ですし、鏡が見えなくても自分で感じ取るようにならなければ、身についたとは言えません。

美しいダンサーは、自分の内にあるアライメントを感じながら、動きの中で整えていく感覚に優れています。

ヨガをするときも、アライメントを感じよう

ダンスに限らず、日常の所作やヨガのポーズでも、アライメントを感じることは大切です。

ヨガのポーズごとに、アライメントの細かい整え方がたくさんあります。

個人差・クセを認識して、咀嚼していこう

正直なところ、ブログ上でご紹介できるのはほんの一部です...。なぜなら、アライメントは、個人差があるからです。

実際にレッスンを受けると「もっと頭を高く」「肩を下げて」「お腹をもっと凹ませて」など指導が入ると思います。

それら一つずつがアライメントにつながっていきます。

指導された時は、自分がどういった姿勢になっているのかをイメージして、どうしたらアライメントが整っていくのか、咀嚼していくことが大切です。