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バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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頭脳労働の疲れをリセットして、休み上手になろう!

アーユルヴェーダ

脳を休める時間がほしい現代人

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ヨガに興味をもつきっかけに、脳を休める時間が作りたいという人がいます。

仕事の膨大なタスクを処理したり、考え事や悩み事をモヤモヤ考えたり、脳は毎日ずっと回転しっぱなし。 ヨガをして、頭の中をからっぽにさせたいんだという方が増えています。

エシカルジュエリーHASUNAの代表白木夏子さんも、ご著書でヨガを取り入れることを勧めています。

毎日取り入れることで、生活の中に脳のON/OFFのスイッチを入れる習慣ができ、明らかに頭がうまくはたらくようになりました。朝十分、夜十分ずつの日課です。 *1

そこで、「休むこと」について考えてみました。

昔は肉体労働の疲れが多かったが、時代とともに変わった

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時代とともに、現代人の疲労の性質は変わってきているようです。

高度経済成長期は、肉体的な疲労が中心でした。右肩上がりで収入もどんどん増えて希望が持てていたので精神的には安定していて、からだがつらくても頑張れたのです。
それが現代では、頑張ってもなかなか報われず、顧客や上司の要求レベルは上がるばかり。 精神的なプレッシャーと閉塞感、将来に対する強い不安を感じているかたも、少なくないのではないでしょうか。 疲労の質も、昔とは異なってきているのです。 *2

IT技術の普及と、社会状況の変化によって、パソコンやスマートフォンを駆使して頭脳労働をするデスクワーカーが圧倒的に増加しました。

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ヨガを受けに来る人の体の悩みを聞くと、8割以上の方がデジタル機器などによる眼精疲労や肩こりを訴えています。 各地でレッスンを開催するたびに、同じような結果になるので、もはや現代人の国民病だと思います。

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肉体労働であれば、適正な食事と睡眠と休養で疲労回復しやすく、精神的にも健康であれば、理想的な状態ですよね。 でも、精神的に不安定になりやすい状態で、肉体にも「運動しないがゆえの疲れ」(長時間同じ姿勢をとるなど)が蓄積すると、なかなか疲労が取れにくいものです。

休む=悪いこと?

疲れたなら休めばいいじゃないか、というのが自然な考え方ですが、なかなか上手に休めないこともあります。 ヨガに参加してくださったビジネスマンの方から、こんな声を聞いたことがありました。

休むというと、どうしても罪悪感が出てしまうんですよね。休めることがそんなに大事だと思えなくて・・・

この声は、聞き捨てならない現代人の心情を代弁するような一言だなと感じました。 休むことに対して、どうしても罪悪感が生まれてしまうのです。 「本当はからだが悲鳴をあげているけれど、休めない・・・」という状況を繰り返して、ついに倒れてしまうまで気がつかない、ということもあるでしょう。

ヨガの参加者から聞く、休めない現状がある

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ヨガの参加者の方々から話を聞いていると、休めない現状には、いろんな事情が隠れています。

  • 早く会社から帰ろうと思っても、周りが残業していると、つい頑張ってしまう。
  • 休日でもメールチェックしてしまって、ついつい気持ちが休まらない。(急用があるときは別ですが!)
  • 有給が余っていても、業務に負われているので罪悪感を感じてしまい、休みが取れない。
  • 子育て中だが、子どもを預けて自分の時間を取りたいけれど、なんだかかわいそうな気もして休養できない。でもストレスがたまると子育てにも悪影響を感じる。

人それぞれ、状況は違えど、「休まらないでモヤモヤする」という悩みを抱えている人はたくさんいるのだなあと感じます。

「休み方がわからない」?

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もっと興味深いことに、Google で「休み方」と検索すると、推奨キーワードに「休み方 わからない」と出てきます。 休み方が分からないから、インターネットで検索している人が多いということです。 休み方を調べながら、ネットサーフィンをして、気づいたらゲームまでして・・・といったオチがついてしまったら、疲れは一向にとれませんよね。

寝ても疲れがとれないなら、アクティブレストを意識してみよう

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しっかり睡眠時間は確保できている。なのに、疲れが取れなかったり、肩こり・腰痛がひどくなることがあります。 睡眠時間を無駄に長く取ったとしても、睡眠の深さが浅くなってしまう原因になりますし、ベッドやまくらの形状によって、寝る姿勢自体が肩こり・腰痛を引き起こしていることもあります。

じっと休んでいても疲れが取れないと感じたら、「アクティブレスト」を取り入れた方がよいでしょう。

アクティブレストとは、スポーツ科学で「積極的休養」とも言われる休養の取り方です。 からだを睡眠などでじっと休むのではなくて、軽い運動をしながら休めることです。

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軽い運動とは、ストレッチやヨガ、ウォーキング、軽めのスイミング、自転車など、ご自分にとってやさしい運動量のアクティビティを指します。 じっとしているよりも、全身の血行が促進されるので、酸素が全身に行き渡って結果的に早く回復が見込まれるのです。

10分からできること

○分あればできる! アクションリスト
10分 朝の日光を浴びて、ヨガの太陽礼拝
20分 お風呂上がりに、肩こり解消のストレッチ
30分 近所の公園でウォーキング(かばんは置いて、スニーカーをはいて!)
40分 公園や川沿いで、自転車・ジョギング
60分 プールでスイム

ほかにも、好きなスポーツがあればアクティブレストになるでしょう。筆者はバレエをがっつり踊ると、生き返るように元気になります(笑)。 細切れ時間でもいいので、「アクティブレストになることリスト」をできるだけ多く持っておくのをおすすめします。

ポテンシャルを100%発揮できないのはもったいない

疲労があると、誰でも調子が出なくなってしまいます。その人が持っている実力や、ポテンシャルが最大限発揮できないことは、とてももったいない状況です。
世の中全体にとっても、みなが100%の力を発揮できることは、良い仕事が生まれたり、良いアイディアが生まれたり、良い人間関係が生まれたり、良い循環が巡るはずと信じています。

だからこそ、個々人が自分の脳と体をリセットするために、ぜひヨガを取り入れてほしいと思っています。

実際に、経営者の方や、クリエイターの方などでもヨガが広まっているのは、そうした理由があるからでしょう。

私の活動も小さなことでありますが、個々人から巡って、社会全体が成長する上での一助になれたらと思っています。

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*1:白木夏子さん『自分のために生きる勇気ー流されない心をつくる33の方法』ダイヤモンド社

自分のために生きる勇気

自分のために生きる勇気

*2:西多昌規氏『「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本』大和書房「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本より