バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

脚力はコツコツと。手は毎回正しい形を。

今日のグループレッスンお疲れさまでした!白鳥のオデットをチャレンジしました。まだ写真がないので、様子はまたシェアいたしますね。

今日もお話ししたことなのですが…

大人がバレエを踊れるようになるには、どうしたら良いか?

脚力と、手の形とを、分けて考えてみましょう。

まず、大人の初心者の方がバレエレッスンをしてみると、

脚力が必要だ〜!ということを、皆さん気づかれます。

  • つま先立ちがグラグラしてしまう

  • 出す脚のヒザが伸びない

  • つま先が伸びない

といったことは、足の裏・ふくらはぎ・太ももにかけての脚力が問題です。

でも、脚力というのは、正直なところ、鍛えるのに時間がかかります。

さすがに、90分のレッスン一回でどうにかできるものではありません。

ただ、レッスンでは今の100%をやり続けることが何よりも大事。

ヒザが理想の状態まで伸ばせないとしても、できるところまでやり切る。

その「やり切ろうとしている時間」に脚力が鍛えられます。

そして、家でもつま先立ちをたまにやってみたり、タンデュのつま先を伸ばすようにする。

とにかく、脚が毎日バレエの形を思い出すようにする。(頭の中で想像するだけではなくて…脚を実際に動かす。)

すると、一ヶ月もあれば、脚力は変わっていきます。レッスンに行けなくても、思い出すこと。

ですので、脚力がつくには時間がかかることをふまえた上で、毎日短時間で良いので脚に思い出させていくことが効果的です。

では、上半身はどうしたらいいか?

特に、手の形や首の角度を正しい形にできるようにすることが初めの大きなステップです。

なんとなく、という形はありません。肘の位置、手首の位置、手のひらの方向、指先の角度も決まっています。

脚力と違うのは、比較的、今の筋力からでもすぐに真似ることができます

つまり、意識すればすぐに変えられるものです。

ですから、手の形、首の姿勢は、毎回必ず意識するクセをつけていくことです。

脚に気を取られていると、手の形を忘れてしまう…

と、ならないように、手の形だけでもパーフェクトにできるようになると、だいぶ余裕が出てきます。

脚力は、地道にコツコツと。

手の形と首は、毎回必ず形を整える。

このほどよい緊張感をもたせ続けることが、大人バレリーナの上達のカギです。