バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

バレエらしい仕草のコツ「デコルテから話しかけるように」

バレリーナはセリフを話すことはありませんが、舞台上では表現豊かに演じます。

口を動かすわけではないのに、気持ちや会話を動きで表現するのには、コツがあります。

それは、デコルテをおしゃべりにすることです。

えぇ?「デコルテをおしゃべり」ってどういうこと??と思った方へ。

人は口から話す言語以外にも、コミュニケーションをとる手段があります。

それは「非言語コミュニケーション」といいます。

決して難しいことではなく、みなさんもやっているはずです。

表情・手振り・身振り・姿勢・しぐさ・アイコンタクトなどで、喜怒哀楽の気持ちや、あいさつや、相手に対するリアクションも伝えることができます。

バレエらしい上品な姿でも、身振りを表情豊かに伝えるにはデコルテをオープンにすることが大切です。

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ヨガでいうなら「胸を開く」という姿勢です。(無理に背中を反って胸を変に突き出すことではありません)

巻き肩や猫背にならずに、正しい姿勢にしながら、さらにデコルテに気持ちをのせていくのです!

たとえば、サプライズで大好きな人からプレゼントをもらったとしたら…あなたの胸はぐんとドキドキ、興奮で胸高鳴りますね!

では一方で、とても悲しいことがあったとき、がくっと胸が落ちるように体の気が抜けてしまいます。

わたしたちの体は、気持ちに合わせて、体も調和しています。

うれしいときは明るく、悲しいときは穴がぽっかりあいてしまうように。

人は相手の体からもメッセージを受け取っています。

あなたの家族やお友達・同僚がいつもよりも元気ないなぁ?と思うとき、きっと会話をしていなかったとしても姿でわかってしまうことがありますよね。

では、どうやって人から見られたときに印象よくエレガントに見せることができるか?

それは、デコルテをフレンドリーでオープンに感じるようにします。

人を寄せ付けたくないときは、人は自然とデコルテを閉ざします。

洋服の形などに関係なく、あなたの「カラダの気持ち」の問題です。

身近な人に元気を与えられるような姿でいるためには、背中を立てて胸の扉をそっと開くようにして、相手に向き合いましょう。

余計な緊張が入ってしまうなら、自然体になることも大事です。

手振りで腕を広げるなら、数十センチ前の相手だけでなく、お部屋や空間を包み込むようにデコルテから話しかけます。

デコルテで話しかけようとするとき、慣れないと、表情が落ちてしまい、目線も下がりがちです。すると、うまくデコルテをオープンにすることができません。

ぎこちない仕草になってしまいます。

自然にコミュニケーションに活かすには、表情を一緒に引き上げることが大事です。

口角の筋肉がきゅっと引き締まれば、精神的にも笑顔で楽しい気持ちでいるような感覚を引き起こします。

すると、気持ちが高まって、胸も開きやすくなります。

大きな身振りをしないときでも、相手の話をしっかり傾聴するときや、静かに寄り添うときにも大事です。

マスク生活で口元が覆われているからといっても、バレエダンサーたちはマスク以外の全身でコミュニケーションをとっています。

特にデコルテは顔に近くて連動しやすく、印象に影響を与えやすいパーツです。

ぜひみなさんもデコルテをおしゃべりにするイメージで、仕草を磨いてみてください!

これらのテクニックは「バレエポーズ&ウォーキングレッスン」で指導している内容の一部です。

新宿スタジオレッスンと、オンラインのzoomレッスンでも開催していますので、ぜひレッスンもお待ちしております!

新宿レッスン

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