バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

【バレエ美人塾】バレエの基本姿勢(2)足のポジション パラレル/6番ポジション

f:id:coruri:20160617113007j:plain

バレエの基本姿勢 足のポジション「パラレル・6番」

(1)で立ち姿勢とアン・ドゥ・オールを取り上げました。次に、足のポジションを見ていきましょう。

パラレル・6番ポジション

バレエレッスンでは、「パラレル」という単語がよく出てきます。これは、6番ポジションのことで、つま先を揃えて立っている状態です。

一番楽な姿勢に見えますが、しっかりと基本姿勢を保ちましょう。

猫背になったり、首が曲がっていたり、お尻やお腹が抜けないように心がけます。

パラレルは、アン・ドゥ・オールではない?

バレエを踊る上では、「アン・ドゥ・オール」(前の記事を参照)が基本です。

どんなポーズも、基本的に「アン・ドゥ・オール」します。

でも、このパラレルというポジションは、つま先が前に向いていますので、太ももも外に回していない状態です。

だから、パラレルで立っている状態(6番ポジション)は、「アン・ドゥ・オール」ではありませんよね。

f:id:coruri:20160617112750p:plain

なぜ、レッスンではパラレルを使うのか?

では、なぜ、バレエでよく登場するのか?

基本姿勢を確認するためです。

「アン・ドゥ・オール」をしていろんなポーズをしていると、体の姿勢がどんどん崩れやすくなります。

たとえば、こんな脚を回す動きや、アラベスクという形で上半身をねじったりすると、初心者の方は姿勢が崩れやすいものです。

脚を上げたり、腕を上げたり、ウエストをねじったり、背中にひねりをきかせていたりして、いつのまにかお腹がぽっこりしたり、おしりが突き出てしまいがちです。

その状態で直そうとしても、どんどんくずれていくばかり・・・

そんなときに、基本姿勢も戻って、直していくのです。

パラレルでまっすぐに立つことで、体幹を引き上げた姿勢を思い出すことができます。

そこから、アン・ドゥ・オールして、ひざを曲げたり、脚を上げたり、腕をつけたりして、ポージングを整えていくのです。

だから、ウォームアップでも、まずはパラレルで行うことがよくあります。

パズルなどと同じように、いきなり複雑なことをしても、こんがらがってしまいます。

パラレルはシンプルに立ち返ることができるのです。

美しい人は、とてもシンプルに動きます。

シンプルに立ち返ることができる人こそ、美しい人なのです。

つづく

blog.coruri.info

バレエの足のポジション↓

パラレル・6番ポジション(今ここ)

1番ポジション

2番ポジション

4番ポジション

5番ポジション