バレエは腕の構え方、特に、「二の腕」がとても大切です。
誰でも、指先は意識が向きやすいもの。
手の指は神経がたくさん密集していますので、脳もコントロールする意識が働きやすい。
でも実は、二の腕も同じくらい大切です。
「えっ、二の腕なんて日常生活で意識しないのになぁ〜」と驚く方もいると思います。
二の腕は、体幹とつながっています。
二の腕が正しく使えていないと、腕とつながっている肩甲骨・肋骨・背筋群までもがグラグラしてしまいます。
回転するにも腕がグラグラ…という状態では、体の芯もふにゃふにゃして刺さりません。
そこで、ポールドブラの基本に立ち返って、アンバーの二の腕をチェックしてみましょう。
二の腕と脇の下の間にスペースができていますか?
バレエを始めたばかりだと、まだ筋肉が弱いので、二の腕と脇の下がくっつきがちです。
特に女性は二の腕周りの筋力が弱いので、ひけてしまうと、腹筋も力が抜けやすくなり、ユルユルグラグラになってしまいます。
アンバーにしたとき、二の腕と脇の間はスペースを開けましょう。
私が子供の頃には、卵が入っていると思って、つぶさないようにキープしてね という指示をいろんな先生から聞きました。
そのためには、肘も横に張ることです。
肘を曲げて二の腕を支える力をつけていくと、ボディの脇が強くなります。
脚を動かしたり片足重心になったりしても、ぶれにくい体になるのです。
レッスンでは、踊り終わってアンバーに戻すときも、油断していませんか?
力が抜けてしまっていると、二の腕が脇に近づいてアンバーをしてしまっています。
最後まで油断せずに脇を引き上げ続けましょう。
ポールドブラの基本は、こちらで復習しておきましょう♫