呼吸を整えて、より良いパフォーマンスを
私は自分自身の経験からも、緊張するパフォーマンスの前には呼吸が大切だと常々思っています。
仕事での大事なプレゼン。
大きな契約がかかっている交渉。
大勢のお客様の前での演奏。
絶対に負けられない試合。
人生の中でそんなシーンはしばしばあると思います。
とあるお客様で楽器の演奏家の方がいらっしゃいます。
ヨガの呼吸法をご紹介したところ、本番前の時間や、演奏中の合間にも、その呼吸法をイメージしてくださったそうです。
その結果、緊張が続きやすい状況で、落ち着きを取り戻しやすくなったそうです。
呼吸法の中でも、その方にお伝えしたのはとてもシンプルで
「吸う息と、吐く息の間を感じてみてください」
ということでした。
わたしたちは、何か考え事や気になる事が頭に浮かんでいると、呼吸の状態にまで意識が向かなくなります。
そんなときに、呼吸の吸う息と、吐く息の間を感じとるようにすると、呼吸に対する集中力が高まるだけでなく、心も自然に落ち着いてきます。
とてもシンプルです。
シンプルだから、難しくもあります。
ふと油断すると、他のことを考えてしまって、呼吸のことを忘れてしまいます。
まずは実践して体験して、どんな変化が訪れるのか観察してみてください。
きっと新しい気づきがやってきます。
もし、あなたも緊張するシーンに出会ったら、ぜひ呼吸から心を整えてみることを意識してみてくださいね。