バレエ
バレエ「エスメラルダ」は、1844年ロマンティック・バレエの時代に初演された、バレエの歴史では古い作品です。 物語の舞台は、ヴィクトル・ユゴーが書いた小説「ノートル・ダム・ド・パリ」です。登場人物やあらすじはバレエ用に構成されています。 バレエ…
再読して気づきました。 アドルフ・ヌリ(オペラ歌手で、ラ・シルフィードの台本を書いた)が登場していて、ヌリが亡くなったときにショパンが演奏してる...!と。 ショパンはアドルフ・ヌリと友人で、実はヌリが急死してしまった時にショックで悲しみ、弔い…
振付家ジュール・ペローはロマンティックバレエの時代から、ロシア帝室バレエの成長期に首席バレエマスターも務めた振付家です。 名手のカルロッタ・グリジというバレリーナの公私パートナーとなって、ペローが振付をし、踊った数々の作品で、最も有名なのが…
ロマンティック・バレエの時代に誕生した「エスメラルダ」は、ユーゴーの小説「ノートル・ダム・ド・パリ」から生まれたお話です。 あらすじはバレエ化にあたって変化しているところもありますが、原作の舞台や時代の雰囲気をつかむのには、言葉で表現されて…
ヒューストン・バレエ団の初来日が迫り、10/29,30に開催される本公演前のプレ・イベントとして、主演ダンサーのパフォーマンスとトークイベントにご招待いただき参加してきました! 筆者撮影 登壇のダンサーは、プリンシパルの加治屋百合子さんとコナー・ウ…
カルロッタ・グリジは「ジゼル」初演で有名になった、ロマンティック・バレエ時代のバレリーナの一人です。 当時の人気バレリーナ4人を共演させた「パ・ド・カトル」というバレエ作品になった一人でもあります。 カルロッタ・グリジの人生と、パートナーであ…
バレエ「ジゼル」は1841年に初演されたロマンティック・バレエの最高傑作とも言われるバレエ作品です。 現代でも世界中のバレエ団がジゼルという作品をレパートリーにもち、たくさんの振付家が独自に改訂し続けて上演し続けるほど、クラシックの中のクラシッ…
おとなのバレエ用語集 Attitude アチチュード 姿勢・態度の意味。 膝を曲げて空中に上げる形。 膝と足先の角度が美しいポーズ ひざを曲げる向きが大切 アチチュードの向き 1.ひざを外向き 2.足の甲も横に ひざのお皿が横に見えるように アラベスクと区別する…
60作品以上を創作! “クラシックバレエの父” マリウス・プティパ マリウス・プティパってどんな人? 1818年~1910年 フランス生まれのバレエ振付師。 ロシアの帝室バレエ劇場で主席バレエマスターとして 60以上の作品を振付・改訂した。 マルセイユの 芸術一…
ロマンティック・バレエの時代の先駆けで活躍した、歴史上で重要な父娘(親子)がいます。 それは、トウシューズでほぼ初めて踊ったバレリーナ「マリー・タリオーニ」とその父でバレエ振付家の「フィリッポ・タリオーニ」です。 よく二人のことを「タリオー…
ロマンティック・バレエの時代の最初の代表作が「ラ・シルフィード」です。 1832年にパリで初演されました。バレエ史としては1830〜1860年がロマンティック・バレエの時期なので、初期の作品です。 白い妖精のバレエや、トウシューズの技術が誕生する時代で…
おとなのバレエ用語集 Port de Bras ポールドブラ 腕の運びの意味。 流れるように手の動きをつけよう! 手でどんな風に表現するの? 手も足も覚えるのは大変だけど.. ポールドブラの考え方 爪の先まで意識 呼吸を感じる 3.気持ちを伝える しなやかな手には理…
ロマン主義の影響を受けたロマンティック・バレエ 「ロマン」という言葉の意味 ロマン主義って、何? 美術のロマン主義 音楽のロマン主義 産業革命からの影響 ロマンティック・バレエの特徴 バレエ・ブラン トウシューズの始まり「ラ・シルフィード」発展形…
バレエの「クリエイティブなところ」ってなんだろう。 踊り、音楽、衣装、照明、舞台装置… とにかく夢だなぁって思います。 バレエレッスンでいってもクリエイティブなところって、いろいろある。体で試したり、リズムにのったり、表情を表現したりとか。 と…
ロシアのバレエは今では世界中に有名です。その「クラシックバレエの父」とも呼ばれる立役者で、ロシアのバレエ作品を60以上も創作した歴史上の人物がいました。 マリウス・プティパ Marius Petipa(1818〜1910) これまでのブログでご紹介した、アンナ・パ…
バレエとカルチャーのお話✨ 「バレエ・リュス」というバレエブームが1909年〜パリで起きていました。 まだロシアバレエの質の高さを世界に知られていなかったころ、 パリにバレエ団がやってきました! その名もフランス語風に読んで、バレエ・リュス。 (ロ…
マイヤ・プリセツカヤさんは何人もの大きなハイブランドのデザイナーと交流がありましたが、その中にガブリエル・シャネル(ココ・シャネル)もいました。 1961年10月にパリ公演で白鳥の湖を披露しに行ったときのこと。さまざまな人と出会いがあった中で、80…
バレエ用語 アラベスク Arabesque は、唐草模様という意味。 バレエを代表する基本ポーズ。 後ろに関連して《デリエール》derriéreもよく聞く名前ですので、入門者さんも 意味を押さえておくとおすすめです。 arabesque はポーズの形ですが、derriére は足の…
ファッションデザイナーのピエール・カルダンがバレエの衣装を製作していました。 そのきっかけは、マイヤ・プリセツカヤ! 偉大な芸術家同士のビッグなコラボレーション。 マイヤ・プリセツカヤの「アンナ・カレーニナ」「かもめ」「子犬を連れた貴婦人」映…
マイヤ・プリセツカヤさん(1925年〜2015年)のソ連を代表するボリショイバレエのプリマ・バレリーナの人生を紹介します。 https://en.wikipedia.org/wiki/Maya_Plisetskaya 子供時代からソ連政府の圧政でお父様を亡くし、ご自身も成人してから秘密警察に監…
plié 「折りたたむ」の意味。ひざを曲げること。両膝でも、片膝でも行う。 demi plié ドゥミ・プリエ grand plié グラン・プリエ
ベル・エポック時代を感じる文化人の交流では、アンナ・パヴロヴァがどうやらフォルチュニのドレスをきていたそうです!マリアノ・フォルチュニはイタリアのヴェネツィアの芸術家で、絵画、劇場の照明デザイン、シルクのドレスなど多彩の才能をもっていた人…
アンナ・パヴロヴァが来日公演をした1922年、日本ではバレエがまだよく知られていない大正時代でした。 おそらくバレエというものを美しいと感じていたようですが、作品ごとの解釈や見方が判りきれなかったところもあったようです。 日本には劇場で拍手をす…
日本にはいつバレエがやってきたと思いますか? バレエ・リュスと同時代のバレリーナで、1922年の日本にバレエが知られていない頃に来日公演を回ったロシア人ダンサー、アンナ・パヴロワのストーリーをご紹介します。 https://upload.wikimedia.org/wikipedi…
クラブハウスでバレエの歴史をお話する回を7月からひょこっと始めてみました。 お話ししている私としては、もう定着しきっているのでいつからやっていたか分からなくなっているくらいでしたが、さかのぼると7/12のクラブハウスで「バレエ・リュス」のお話を…
バレエの「火の鳥」と全く同じではありませんが、バレエ・リュスが《火の鳥》を創作していたころに参考になっていたのではないかと考えられている『イワン王子と火の鳥と灰色狼の話』という民話があります。 日本でも子ども向け外国民話の中に出版されており…
アンナ・パブロワ(パヴロヴァ)というバレリーナの伝記漫画が大人バレエの方にもおすすめです。 瀕死の白鳥を初めて踊ったバレリーナで、ロシアのバレエを日本で巡業して伝えたり、世界中に旅公演して回っていた精力的なダンサーでした。 ニジンスキーとも…
バレエ・リュスの代表作「火の鳥」の作品について深掘りしてみましょう。 火の鳥は、メラメラと燃える炎のような強い印象の女性バレリーナが主役の作品です。バレエには鳥のバレリーナが他にもありますが、「白鳥の湖」の切ないキャラクターとは対照的で、ロ…
1909年〜1929年にディアギレフのバレエ・リュスが解体になった後の、バレエ ・リュス・ド・モンテカルロについて紹介します。 ドキュメンタリー映画バレエ・リュス予告編 バレエ ・リュス(ロシア・バレエ団)は興行主セルゲイ・ディアギレフが1929年に亡く…
バレエ・リュスとは、20世紀初頭にパリを中心に活躍した、セルゲイ・ディアギレフの率いるロシア・バレエ団のことです。 バレエ・リュスという名前はロシア・バレエ団をフランス風に呼んでいるもの。バレエの歴史にふれると、バレエ・リュスで登場していた振…